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『魔法少女リリカルなのは』 第七話「三人目の魔法使いなの!?」 [魔法少女リリカルなのは]

昨日は、ひたすら視聴に専念していた為、11話まで視聴とキャプが終わりました。そして、来週はお盆休みが取れたので、一気に記事を仕上げていこうと思います。もっとも、積んでいる本の消化や『ロロナのアトリエ』のクリア、あれのクリアといろいろやりたいことがあるので、どこまでできるかは疑問ですが。そう言えば、先週分の『青い花』と『咲』も書きたいなぁ。

そんなことはさておいて、今回は7話です。ただ、思い出しながら書きますので、良く覚えていないところもあるかも知れませんが、あしからず。今回は、いよいよクロノ君登場です。紹介は、追記で。

ひび割れたレイジングハート。それほど、戦いの衝撃は激しかったのか。

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今回、こういう時間と場所の演出が目立ちました。時間の経過を表現する為でしょうか。初めて見たときは「なんぞこれ」と思った記憶があります。

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サブタイトル。三人目がおにゃのこじゃなくて残念。デバイスもしゃべらないし。三年目の魔砲少女の登場は、『魔法少女リリカルなのはA’s』までの我慢ですね。

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なのはとフェイトの衝撃によって、暴走するジュエルシード。解放された魔力の力が天をつきます。

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なのはも吹っ飛ばされましたが、何とか着地。

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フェイトも着地。

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バルディッシュ、衝撃でぼろぼろです。これで割れていないのはおかしい。

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しかし、フェイトちゃんは素早くジュエルシードに手を伸ばします。ここら辺がなのはとの違いかな?ジュエルシードを求める思いの強さの違いと言うか。

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暴走するジュエルシードの力を押さえようとします。「ブシュッ!」とか言って手が裂けていましたが、それでも手を離しません。ここら辺も、フェイトちゃんはいい子、と言うことの表現になるのでしょうね。

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ジュエルシードの暴走を止めることに成功したフェイトちゃんですが、魔力を使いすぎて倒れてしまいます。それを支えるアルフ。二人はジュエルシードを持って逃走します。

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フェイトを見逃すなのは。あれ、レイジングハートは無傷?バルディッシュはあんなだったのに?

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と思ったら、やっぱり無事ではありませんでした。

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レイジングハートの心配をするなのは。「ごめんね、レイジングハート」というところに、既になのはとレイジングハートの関係の強さを感じられます。なのはにとって、レイジングハートは既にパートナーなんですよね。

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フェイトは隠れ家に帰って、アルフに治療を受けるフェイト。フェイトって、いつもどこか怪我をしている感じですね。一期だと。と言うか、この怪我、ただ事ではありませんね。

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「明日は、母さんに報告に行くから、早く治さないと心配する」と言うフェイト。「心配するか?」とはアルフの言ですが、あれを知っていると、「ほんとにな!」としか言えません。

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お姉ちゃん、マラソン帰り。

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なのははお姉ちゃんを道場で待っていました。「少し早く起きたから」と。「お姉ちゃんの練習、少し見てて良い?」と。自分の考えをまとめる為に、道場に来て精神を落ち着けていたのでしょうね。何という武道家体質。

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お姉さんは二刀流なんですね。

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「やっぱりフェイトちゃんのことが気になる」というなのは。「冷たい感じもするのに、キレイで優しい目をしている。なのに、なんだか悲しそう」だと。本来、ライバルである相手をここまで思いやれるなのはの度量は異常だと思います。

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フェイトは母さんへのお土産を持って、次元転移。場所は、母さんがいる時の庭園へ。

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次元転移魔法を感じるなのは。

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そして、こんなモノが出て来ます。ここら辺が魔砲少女物として異例なところでしょうか。だって、次元空間航行艦船ですよ。思いっきりSFじゃないですか。アルカンシェルも積んでいますしね。(8月11日追記)HINAKAさんの指摘で思い出しましたが、このときのアースラにはアルカンシェルは積んでいなかったです。(追記終了)

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ついに登場、リンディ提督。結局分からなかったのですが、この人何歳だったんだろう?

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そして、出ましたクロノ君。なのはとくっつきそうな雰囲気を漂わせて、くっつかなかったへたれ。中の人は、なのはのこと好きだろう、と思って演じていたらしいですが(キャストインタビューで言っています)そうではなかったのか?あとで、どぎまぎする場面が出て来ますが、ただ可愛い女性に弱いだけ?まぁ、男なんてそんな物だと思いますが。

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アイキャッチ。淫獣w

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的の本拠地、「時の庭園」です。何とおぞましい雰囲気でしょうか。でも、これフェイトの母さんが買った物なんですよね。プレシアが改造したのかな?

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そして、第1期の本当の敵が姿を現しました。その名も、プレシア・テスタロッサ。大魔導士であり、優秀な研究者であり、フェイト・テスタロッサの創造主であります。アニメを見ると、こいつ全く同情できない悪人なのですが、小説読むとがらっと印象が変わるキャラだったりします。正直、あの事故がなかったら、プレシアの提案が受け入れられていたら、もしも、プレシアが忙しくなかったら、もしもプレシアが違反を覚悟で空間転移魔法を使っていたら……。世の中、若しもなんてありませんが、その事故がなかったら、アリシアが巻き込まれていなかったら、凄く優しい母親のままでいられたのに、そう思ってしまいます。このことは、機会があったら書こうと思います。

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そして、むち打ち場面キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

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ジュエルシードを四つもってきたフェイトに対して、これでは遅い、と罰を与えるプレシア。狂っています。そう、彼女には時間がないのです。

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しかし、なんて場面だよ。私、どん引きです。

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「覚えてなさい、母さんを失望させないように」本当に酷い。

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フェイトの悲鳴に耐えられず、耳をふさぐアルフ。プレシアのフェイトに対する態度に、かなり怒りを感じているようです。アルフはフェイトが創った使い魔なので、フェイトに対して絶対服従なのでしょうね。

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ここまでぼろぼろにするとは・・・・・・。

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それでも、フェイトは母親の期待に応えようとします。過酷な運命が待っているとも知らずに。

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ふと机の上に目を向けると、手つかずのケーキが。

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フェイト、ぼろぼろです。

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「母さんは、私のことを思って」とフェイトは語ります。優しかったときの母の面影がフェイトを母親を信じさせるのです。

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学校での様子。アリサとなのははまだ仲直りできていません。

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レイジングハート、修理完了。この時初めてなのはに対して「マイマスター」と言った気がします。確かに、なのはにはレイジングハート以外のデバイスは考えられませんし、なのはだからこそ、レイジングハートもなのはの力になろうと、頑張りすぎるのだろうなぁ、と思います。

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ジュエルシードが発動。今回は、近くの気にとりつきました。え。今更無機物にとりつくの?(8月11日訂正)樹木は有機物でした。申し訳ございません。指摘くださったHINAKAさん、誠にありがとうございます。(訂正終了)

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木の化物に挑むなのは。

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ところが、今回の敵はバリアを張って攻撃を防ぎます。

アークセイバーで攻撃。根の部分は切り裂きますが、体には届きません。

 

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なのははディバインバスターで攻撃。

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フェイトもライトニングスマッシャーで攻撃。

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さしもの敵も、これにはひとたまりもありませんでした。ジュエルシードに衝撃を与えたらいけない。その共通認識を持つ二人は、ジュエルシードをかけて戦うことに。

「また、あんな事になったら、レイジングハートもバルディッシュも可哀相」なのはの言葉に何かを感じるフェイト。

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「譲れないから」というフェイトに対して「私はフェイトちゃんとお話ししたいだけ」と言うなのは。

「私が勝ったら、ただの甘ったれた子でないって分かったら、お話聞いてくれる?」これがなのはの結論であり、なのはシリーズを支える物です。ここら辺が「話は聞かせる物」とか「相手をたたきのめしてお話を聞いてもらう」と言われたりするのですね。まぁ、11話の決戦見たらそう思うのでしょうけども。

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そして、ジュエルシードの前で動く二人。

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そこにそれぞれの攻撃を受けとめる謎の手が。

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「そこまでだ!」クロノの声が響き渡ります。

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これで今回は終わりです。引っ張りますね。

今回からのキャストです。クロノは高橋美佳子さん、リンディ提督は久川綾さん。あんまり出ていませんでしたが、エイミィが松岡由貴さん。プレシアの五十嵐さんは不勉強で存じ上げていなかったのですが、速水奨さんの奥様なのですね。ほほぉ。私がもう一度最初から見直したい勇者シリーズのトップ8に入っている作品、『伝説の勇者ダ・ガーン』にも出ていらっしゃったんですね。ダガーンが最終回だけ見逃したいので、是非とも見たいのですよね。後年、ゲームでやったオーボスの台詞が印象的すぎたのも影響していますが。何より、グレートダ・ガーンGX格好良かったですしね。その武器にバルカンがあったのも印象的でした。でも、売り上げが悪かったのか。なるほど、同時期に『恐竜戦隊ジュウレンジャー』をやっていた、と。ジュウレンジャーも良かったですからね。これはしかたないかも知れません。て、話がむっちゃそれとるw

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次回。リンディ提督、立つ。

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フェイトは相変わらずの憂いの表情。

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大いなる危機とは一体?

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それでは、私は『ストパン』3巻と『俺妹』4巻を読む作業に入ります。多分。


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bapio

>『ロロナのアトリエ』のクリア
買ってパッケージを開けただけですよ(’-’*) フフ

>三人目がおにゃのこじゃなくて残念
なのはとフェイトだけじゃないのですね?
魔法少年…クロノ君ですか…
おにゃのこではないのですか…

>ここら辺が魔砲少女物として異例なところでしょうか。
>的の本拠地、「時の庭園」です。
ちょwwびっくりw
『魔砲少女物』。なるほどです。

takao姉様がコメントしてくださった中に、なのはの劇場版とありましたね!
って劇場版ってすごいですね。フィギュアの多さもそうですが、人気の高さを物語ってますね。
でも映画は九州では福岡くらいになるのかもしれませんねー。
ゴマーズさんも見に行かれるのかしらん?
by bapio (2009-08-09 23:32) 

takao

bapioさん、ごきげんよう。nice!&コメントありがとうございます。

魔法少年ですね(’-’*) フフ まぁ、それを言うならユーノ君も魔法少年だと思うのですが。っと、まだそこは記事にしていませんでした。ごめんなさい。おにゃのこではないのですよ。中の人はおにゃのこですが。

あらあら、魔砲少女になっておりましたね。どっちでも良いと思ってしまうのが私の悪いところですが。敵も間違っているし。最近、この間違いが多くて情けないですわね。

そうそう、魔砲少女で思い出しましたが、世の中には、なのは対うぃっちーずとかなのは対悟空とかのMADがあるんですよw中々おもしろかったです。凄くどうでもいいのですけども(’-’*) フフ

劇場版、凄いと思います。ついにここまで来たのか、という感じで。人気があるから、ここまで来れたのでしょうね。最初は、なのはを紹介している雑誌って、メガミマガジンくらいだったらしいですが、今ではいろんなアニメ雑誌に取り上げられますしね。

映画、今のところ九州は福岡の福岡駅の中にある映画館だけのようです。カステラの国でもやっていただけたら嬉しいのですが、無理でしょうね。わたくしが、金が有り余るほど持っていたら、長崎にもっとアニメを放映したいと思っているのですが、残念ながら金に困っている方なので。残念です。

おそらく、Gomarzさんは見に行くでしょう。むしろ、CD付き前売り券2枚とも買うでしょう。わたくしは、どうしましょうか(’-’*) フフ

それでは、bapioさん。ごきげんよう。失礼いたします。
by takao (2009-08-10 00:07) 

まこたま

>伝説の勇者ダ・ガーン
ダッ・ガーーン!
懐かしいですね~w
あの頃の勇者シリーズは、かなり好きでしたw
by まこたま (2009-08-10 00:33) 

HINAKA

HINAKAです。

takao様

この回の重要性を考えると(全13話の折り返し点です)、詳しくコメントしたいところですが、今はその力がないので後の事とさせていただきます(しっかり、コメントする気か!?)。

ただ、この回というか『魔法少女リリカルなのは』語る上で、大きな転換とそれを可能にした演出が、この回から登場します。
それに関して、3期目のStS(ストライカーズ)放映時に、書き込んだものがありますので、勝手ながら、トラック・バックさせていただきます。これが、この物語をある意味で不動のもとした!とさえ、考えています。

それでは、また。


by HINAKA (2009-08-10 05:17) 

takao

まこたまさん、nice!&コメントありがとうございます。

あれ、変なところに食いついたw?ヘイダ・ガーン、立ち上がれ、ですね。あの頃の勇者シリーズ好きでしたね。まぁ、ほとんど見ていないダグオン以外はみんな好きなのですがw
by takao (2009-08-10 11:48) 

takao

HINAKAさん、nice!&コメントありがとうございます。

この回におけるSF要素が確かに今後の物語の幅というか、そこら辺に大きく影響しているように思いますね。アースラとか「は?」とか思った物です。転移魔法で良いジャン、とか。

時空管理局に触れるのを忘れていたのは私の失態でした。この組織もなのはシリーズに良い影響を与えていますね。

コメント、いつでもいつまでも何回でも大歓迎です。お気になさらずにどんどん書き込んでください。それでは。
by takao (2009-08-10 11:58) 

takao

townsrusさん、nice!ありがとうございます。

chokusinさん、nice!ありがとうございます。

アロンダイトさん、nice!ありがとうございます。

ロックさん、nice!ありがとうございます。

直chanさん、nice!ありがとうございます。

xml-xslさん、nice!ありがとうございます。

カルディアさん、nice!ありがとうございます。

アリア・ポコテンさん、nice!ありがとうございます。

takemoviesさん、nice!ありがとうございます。

パールさん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-08-10 12:09) 

うんたん

私のなのは最初の記憶がこのフェイトのスマッシャーなんですよね。
たまたまTVでこのシーンを見てカコイイ何コレってなってました。

>ユーノ君も魔法少年だと思うのですが
この頃のなのははユーノくんをフェレットもどきだと思ってたから、1”匹”なんじゃないですか?w

MADと言えば遊戯王のMADになのはキャラが登場するのがありましたね。
スバルと魔王の夫(カズヤ?カズマ?w)の熱いバトルが見れるやつ。
なのは、フェイト、はやてはイイ声になってたりw
すごく面白いのに、消されちゃうんですよね~。
権利者も空気読んでほしいものです。

by うんたん (2009-08-10 13:32) 

takao

うんたんさん、nice!&コメントありがとうございます。

サンダースマッシャー、格好良かったですからね。もしかして、最初の酷がここだから、うんたんさんはなのはスキーになったのかも知れませんね。と言うことは、やはり最初は2巻当たりから見せて、なのはにはまらせてから1巻じっくり見せるのが有効なのかも知れませんねw

ユーノ君は、フェレットもどきですからねw人間として換算されていないのかも知れないですねw可哀相に。

遊戯王MADは見たこと無いですね。内容を拝見する限り、おもしろそうですね。本当、権利者の言うことも分かるのですが、もう少し大目に見てくれても良いと思うのですけどね。ただでさえ、権利者の要望でぎちぎちなのに。
by takao (2009-08-10 18:37) 

takao

まなふぃさん、nice!ありがとうございます。

ponchiさん、nice!ありがとうございます。

shinさん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-08-10 18:40) 

HINAKA

HINAKAです。

takao様

コメントが、本文に追い付かない!?
個人的には、異常事態ですが実は自分も、該当の映像を見てから、コメントしているのです。何しろ、ナノハですから、思い込みによる思い違いも、あるかと思います。

基本的にtakao様の説明で良いと思うのですが、初めて見た時に、個人的には「時空航行艦アースラ」が出て来たところで、文字通り叫びましたよ!
「何で、魔法少女モノが、SFになるんだァ~!?」まさに水と油、有り得ないも同志を合わせて、新しい地平を切り開く事に掛けて、新房氏の演出は冴え渡ります。まるでそれが当然であるかの如く、科学的な操作で動く船(戦艦と考えていいと思います)!動力が何かはわかりませんが、操作や運行など船の機能としては、科学技術的で魔法の入る余地はありません。

ちなみに、ここでサプライズとしてユーノの正体?を始めてナノハが見るという、まァお風呂に一緒に入ったりしていた訳ですから、船全体に響きわたる叫び声も当然でしょう。
ちなみに、この時ユーノが記憶を呼び覚ます時に、鳴る効果音は懐かしいアニメ「一休さん」の、謎解き場面の音です!さて、そんな大ネタ小ネタで喜ばせながら、艦長さんと御対面!
明らかに、日本文化を勘違いしている外人の典型のような部屋、獅子脅しに棚に飾られた盆栽、そしてチャンとしたお手前で茶釜から注がれる、緑茶……但し艦長さんは、超甘党!この辺遊んでいるように見えますし、事実遊んでいるのですが、そのおかげで魔法と科学というギャップと言うか違和感が、それ上回る違和感でどこかに行っていまいます。

まァ、その後の成り行きは、takao様のキャプチャー展開の通りですが、ちょっと最初に戻ると、重要でもアッサリと描かれたシーンを、見てみます。
高町家は、何故かナノハ以外、父親も兄姉も武道家です。もちろん一番は強いのは父親で次が兄、そして姉らしいのですが、兄と父が勝手に鍛錬している間、姉は一人で朝早くから自主トレです。その自主トレを、早く目が覚めた(眠れなかったのでは無いかと、思うのですが?)と言ってナノハが見学します。
本当に驚くべきは、こういう時もキチンと妹は姉に対して礼を正して「もしお邪魔じゃ無かったら……」と他人行儀に許可を取り、姉が快諾すると、これもキチンと正座をして姉の小太刀二刀流の型稽古を見守ります。姉が小太刀で二刀流というのは、いわゆる剣道ではない、古武道を継承している事と、実に自分の身の丈にあった技を身に付けている事を、示すと思います。そもそも家族の為だけに、喫茶店のオーナーの家に武道場がある事自体、この高町家の異常さを、物語っています。
そして鋭い目で姉の動きを、見つめていたナノハは、何か得るモノがあったようです。何しろ彼女は魔法を収得して以来、遠距離攻撃しかし知りません。ところが、宿敵?フェイトの得意技は、大鎌を使った接近戦です。圧倒的に、今のところ接近戦では、勝負になりません。

とまァ、そんな事があって、フェイトとのまたしてもガチンコ勝負があって、いよいよ全力でぶつかり合う!その瞬間、その名も時空管理局が、割って入って勝負を止めます。
何でも、ジュエルシードを挟んで二人が魔力対決をすると、ジュエルシードの暴走を生み、取り返しの付かない事態になるとか……。ナノハは、ユーノが時空管理局を知っていたこともあって、アッサリ言う事を聞きますが、フェイトの方はそうは行かないと、ジュエルシードを持って逃げようとします。
しかし、時空管理局執務官クロノ君は、情け容赦なくそんなフェイトに攻撃を仕掛けます。ちなみに、このクロノ君までもファイトと同じく、ナノハと同い年位というのは、偶然です!そして、この歳で執務官になるという事は、さすがに異例で彼の才能を示しています。
なお彼の持つ魔法の杖、つまりデバイスは「S2U」と言う、何の面白味無い名前でしゃべりません。その代わり、多機能高速性能だそうで、ナノハ達のように名前を呼んだり、技のカウントダウンをしたりする必要が無いそうですが、余り意味があるようには見えません。

さて、かくしてお膳立てが整って来たところで、話は前後しますがやはり、フェイトの母親の鞭打ちは、避けて通れないでしょう。
というのも、いわゆる可愛い魔法少女モノを期待していた、特に女性視聴者を、思いっきりドン引きさせたという曰く付きの話しです。既に、レビューで述べられている通り、ここには幾つもの後に分かる、伏線が張られていますが、何と言っても母親に服が破れ血が出るほどムチ打たれて、なおフェイトが母親を慕うところが大きなポイントです。
完全に、彼女は母親に対して、通常の親子以上の共依存関係にありますが(アルフはそれがおかしいと、言い続けています)、その事は後々ちょうどナノハと立場を入れ換えるようにして、ハッキリして来ます。

ですからここでは、娘のせっかくの気持ちの籠もった土産を、一顧だにせずに母親が残した最後のセリフが、「少し眠るわ」だった事が、重要だという点を指摘しておきます。
新房昭之という演出家は、遊びは大いにしますが、無駄は一切しません!また理屈に合わない、演出もしません(たぶん)。にも関わらず彼の表現が難解なのは、その表現が一度に1つではなく、1場面で幾つもの事柄を同時に示す、多重演出を得意としているからです。
またこの鞭打ち場面のような、人間(もしくは人間に近いモノ)の暗黒面を、情け容赦なく表沙汰にします。さすがにこの作品では、巧みにフェイトが直接ムチ打たれるシーンは無く、アルフの表情と言葉でその痛みや、辛さを充分に表現しています。

なお2009年現在では、母親が娘をあのように残酷に、ムチ打つシーンは、手当をしている時の会話でぐらいでしか、表現できないと思います。
無為な規制は、本来表現されるべき事柄の本質を、どんどん見え難くさて行きます。それで誰が、何の得をするのか?理解に苦しみます。

まだまだこの時点では、多くの重要なポイントが残っていますが、今回も充分に長くなってしまいした。
幾らtakao様のお言葉に、甘えたとは言え取り敢えず、これまでとさせていただきます。

それでは、また。


by HINAKA (2009-08-11 05:59) 

takao

usakoさん、nice!ありがとうございます。

おどんとグリフスさん、nice!ありがとうございます。

釣られクマさん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-08-11 18:53) 

takao

HINAKAさん、コメントありがとうございます。今回はまた力作で。何というか、ありがたいやら、申し訳ないやらです。

HINAKAです。

>コメントが、本文に追い付かない!?
>個人的には、異常事態ですが実は自分も、該当の映像を見てから、コメントしているのです。何しろ、ナノハですから、思い込みによる思い違いも、あるかと思います。

無理はなさらないでくださいね。私も、時間を見計らって、少しずつ書いたりしておりますので。前回も述べましたように、いつでもいつまでもいくらでもお待ちしておりますのです。

>「何で、魔法少女モノが、SFになるんだァ~!?」まさに水と油、有り得ないも同志を合わせて、新しい地平を切り開く事に掛けて、新房氏の演出は冴え渡ります。まるでそれが当然であるかの如く、科学的な操作で動く船(戦艦と考えていいと思います)!動力が何かはわかりませんが、操作や運行など船の機能としては、科学技術的で魔法の入る余地はありません。

そうなんですよね。「なんじゃこりゃ?」って感じですからね。アースラ。動力が全く分からないのもあれですしね。最強武装であるアルカンシェルも、魔法なのかどうか怪しい感じですし。

>ちなみに、この時ユーノが記憶を呼び覚ます時に、鳴る効果音は懐かしいアニメ「一休さん」の、謎解き場面の音です!さて、そんな大ネタ小ネタで喜ばせながら、艦長さんと御対面!

そうなんですよねw私、記憶が怪しかったので書きませんでしたが、これは懐かしい演出ですね。

明らかに、日本文化を勘違いしている外人の典型のような部屋、獅子脅しに棚に飾られた盆栽、そしてチャンとしたお手前で茶釜から注がれる、緑茶……但し艦長さんは、超甘党!この辺遊んでいるように見えますし、事実遊んでいるのですが、そのおかげで魔法と科学というギャップと言うか違和感が、それ上回る違和感でどこかに行っていまいます。

言われたらそうですね。リンディ提督の違和感って、凄かったからですねw

>本当に驚くべきは、こういう時もキチンと妹は姉に対して礼を正して「もしお邪魔じゃ無かったら……」と他人行儀に許可を取り、姉が快諾すると、これもキチンと正座をして姉の小太刀二刀流の型稽古を見守ります。

そうですね。ここら辺は高町家の家庭教育なのか、と思ったりしますね。

>姉が小太刀で二刀流というのは、いわゆる剣道ではない、古武道を継承している事と、実に自分の身の丈にあった技を身に付けている事を、示すと思います。

小太刀二刀流というと、四乃森蒼紫をおもいだします。ってそれは関係ないですが、ここら辺はHINAKAさんのおっしゃるとおりだと思います。

>そもそも家族の為だけに、喫茶店のオーナーの家に武道場がある事自体、この高町家の異常さを、物語っています。

戦闘民族高町家、という言葉がありますが、まさにそれを象徴する施設ですよね、武道場。しかもそれを解放しているわけでもなく、家族で使っていますからね。ちょっと異常です。

とまァ、そんな事があって、フェイトとのまたしてもガチンコ勝負があって、いよいよ全力でぶつかり合う!その瞬間、その名も時空管理局が、割って入って勝負を止めます。
何でも、ジュエルシードを挟んで二人が魔力対決をすると、ジュエルシードの暴走を生み、取り返しの付かない事態になるとか……。ナノハは、ユーノが時空管理局を知っていたこともあって、アッサリ言う事を聞きますが、フェイトの方はそうは行かないと、ジュエルシードを持って逃げようとします。
しかし、時空管理局執務官クロノ君は、情け容赦なくそんなフェイトに攻撃を仕掛けます。ちなみに、このクロノ君までもファイトと同じく、ナノハと同い年位というのは、偶然です!そして、この歳で執務官になるという事は、さすがに異例で彼の才能を示しています。

今、調べてみましたが、この次点でクロノ君、16歳くらいみたいですね。(sts次点で25歳らしいです)で、なのは、フェイトと5歳違いみたいですね。でも、そうは見えませんね。って、関係ないかwでも、フェイトは2回落ちた執務官試験に、1回落ちただけで、しかも14歳で合格していることから、彼の才能が伺えますね。

>なお彼の持つ魔法の杖、つまりデバイスは「S2U」と言う、何の面白味無い名前でしゃべりません。その代わり、多機能高速性能だそうで、ナノハ達のように名前を呼んだり、技のカウントダウンをしたりする必要が無いそうですが、余り意味があるようには見えません。

杖、素っ気ないですよね。

>さて、かくしてお膳立てが整って来たところで、話は前後しますがやはり、フェイトの母親の鞭打ちは、避けて通れないでしょう。
>というのも、いわゆる可愛い魔法少女モノを期待していた、特に女性視聴者を、思いっきりドン引きさせたという曰く付きの話しです。既に、レビューで述べられている通り、ここには幾つもの後に分かる、伏線が張られていますが、何と言っても母親に服が破れ血が出るほどムチ打たれて、なおフェイトが母親を慕うところが大きなポイントです。
>完全に、彼女は母親に対して、通常の親子以上の共依存関係にありますが(アルフはそれがおかしいと、言い続けています)、その事は後々ちょうどナノハと立場を入れ換えるようにして、ハッキリして来ます。

>ですからここでは、娘のせっかくの気持ちの籠もった土産を、一顧だにせずに母親が残した最後のセリフが、「少し眠るわ」だった事が、重要だという点を指摘しておきます。
>新房昭之という演出家は、遊びは大いにしますが、無駄は一切しません!また理屈に合わない、演出もしません(たぶん)。にも関わらず彼の表現が難解なのは、その表現が一度に1つではなく、1場面で幾つもの事柄を同時に示す、多重演出を得意としているからです。
>またこの鞭打ち場面のような、人間(もしくは人間に近いモノ)の暗黒面を、情け容赦なく表沙汰にします。さすがにこの作品では、巧みにフェイトが直接ムチ打たれるシーンは無く、アルフの表情と言葉でその痛みや、辛さを充分に表現しています。

そうなんですよね。プレシアの事情というのは、アニメでも少し分かりますし、小説なんて涙なしでは読めないのですが(私だけかも知れませんが)、この場面は、プレシアの非情さ、心の闇がはっきり分かると思います。そして、フェイトがそれでも母親を信じる、と言うことから、フェイトは母親の為にジュエルシード集めをやっている=悪い子じゃない、というのを描いているのかな、と思います。それと、フェイトの異常なまでの母親への依存心と。むち打ちシーンは確かにないですが、鞭が当たる音と、フェイトの悲鳴、アルフの様子、その後のフェイトの傷からそのひどさが伺えるのが、上手いなぁ思います。

>なお2009年現在では、母親が娘をあのように残酷に、ムチ打つシーンは、手当をしている時の会話でぐらいでしか、表現できないと思います。
>無為な規制は、本来表現されるべき事柄の本質を、どんどん見え難くさて行きます。それで誰が、何の得をするのか?理解に苦しみます。

そうですね。子どもを残酷な物から守る為、と言いますが、それが何になるのやら、とむしろ聞きたいくらいです。そうやって、無菌状態と言っても良いような感じで育てた子どもが果たして素晴らしい人間になるのか、果たして疑問です。表現の自由を侵害するのですから、当然それに見合うだけの理由が、科学的根拠の元に必要だと思うのですが、今のところ感情論だけで進んでいることに恐怖を感じます。感情論を叫ぶ人が、自分と対立する意見を批判するって言うのは、何という喜劇であり、悲劇なのでしょうか。

>まだまだこの時点では、多くの重要なポイントが残っていますが、今回も充分に長くなってしまいした。
>幾らtakao様のお言葉に、甘えたとは言え取り敢えず、これまでとさせていただきます。

いえいえ、大変勉強になりました。私もHINAKAさんのコメントを見て考えることも多いので、長文でも歓迎です。それでは。
by takao (2009-08-11 19:16) 

takao

Gomarzさん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-08-12 08:06) 

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