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『じんじゃえーる!』/原中三十四 [ホビージャパン]

5連休も折り返しですね。結局、何も出来ていないので少し後悔しつつ、まったりしています。

で、今日は、ご飯食べながら昼から「ひるおび」を見ていました。すると、臼井儀人さんのことが紹介されており、映画の紹介されていました。で、大人帝国の逆襲が紹介されていないこともあれだったんですが、『アッパレ 戦国大合戦』が『バラッド』の原案になった、と言う紹介で、草なぎ剛氏のコメントがまた面白かったです。曰く「アニメだけど良い作品。知る人ぞ知る名作」。

えっ?という感じでした。「アニメだけど」とアニメを下に見る感じがまず気になりました。最近のドラマなんてマンガ原作が多いし、深夜放送ながら、ラノベ原作モノもあるにもかかわらず、アニメやマンガを下に見るような風潮はいかがなモノか、と。もちろん、高尚と言うことはないですが、「アニメだけど」って接頭語はいらないだろう、と思った次第です。

で、一番唖然としたのは「知る人ぞ知る名作」という部分だったりします。ここら辺のくれしん映画って、大人が見ても面白い、泣ける、ってことをさんざん言われていて、ワイドショーでもそのような紹介がされていたと記憶しています。それにもかかわらず、「知る人ぞ知る名作」とは、草なぎ剛氏の無知さを世間に宣伝しているようなモノとしか思えませんでした。ま、実際はどうでもいいんですけどねw

結論としては、「臼井儀人先生の安らかな眠りをお祈りいたします」

 

さて、本題。二週間くらい前に読んでいたのですが、感想を書いていなかったので感想を書いていきたいと思います。

じんじゃえーる!11.JPG

ただ、少し前の事なので、あまり覚えていないので、あっさり風味で行きたいと思います。

と言うことで、以下追記でお願いします。

まぁ、表紙にフラフラ釣られて買ったわけですが。第3回ノベルジャパン大賞佳作受賞作と言うことです。

最近、読書メーターを始めたので、この本を既読にしたとき、本の感想を見られたわけですが、割と好意的な意見が多かったようです。かくいう私は、イマイチという印象でした。

主人公は剣児は幼馴染みのかえでが好きでした。しかし、どんどん綺麗になっていくかえでは、告白されまくり。そして、剣児は告白して振られ、今の関係が崩れることが怖くて行動できませんでした。そのため、かえでに告白する奴が全員振られろ、と神社で神頼みをしていました。そんなある日、剣児の前に現れたのは、その神社の神である、と言う春奈。春奈は剣児の恋の行方を応援する、と約束するが、段々と違う感情が生まれてきて。

というのがあらすじ。要は、恋の応援をしていくけども、段々それが苦しくなって、嫌になって、自分の恋心に気付いていく、と言うストーリーですが。まいじゃーさんでは、途中からの展開が一気、と言うことでしたが、個人的には序盤ののんびりした展開の方が良かったかなぁ、と思います。後半って、主人公が段々春奈のことをほっとけなくなって、て感じで、このまま行くと春奈負けるんだろうなぁ、という風に感じられるのが難点。幼馴染み属性があって、幼馴染みが好きだった主人公が、ある日突然現れた女の子に段々引かれていく、と言うストーリーが苦手、と言うかあまり好きではないだけにちょっとなぁ、という感じでした。春奈が可愛い、と言う意見もあるようですが、私はそう思えなかったのも要因の一つかな。

じんじゃえーる!12.JPGじんじゃえーる!13.JPG

そんな私は、かえでと剣児の場面は好きでした。かえでも剣児のことが好きなんでしょうけども、剣児の方から言ってくれるのを待っていたんでしょうね。

じんじゃえーる!14.JPG

しかし、かえでには秘密があって。それを防ぐ為に春奈は力を使って。そんなお話でした。うーん、最後の最後のありきたりすぎる展開は流石に閉口しますね。小説の展開なんて、もうほとんど出尽くしている、とは思うのですが、ことライトノベルというジャンルに於いては、さらにワンパターンな展開が多すぎる気がします。もう少し、アイデア絞って欲しいというか。まぁ、節の病よりはマシだったと思いますけども。

まぁ、最後の展開は伏せますが、最後のあの展開は、やはり春奈と剣児エンドにむけての伏線としか思えませんね。たまには、ToLOVEる―とらぶる―みたいに「だけど、俺はやっぱり春菜ちゃんが好きだ」みたいな展開が良いなぁ、と思ったりしました。まぁ、あっちはハーレムは続くエンドでしたけどもw

シリーズ展開できそうな終わり方になっていましたが、個人的にはもう続けなくて良いかなぁ、と思いました。でも、私の見る限り、好感触の意見が多いようなので、2巻が出そうな気がしますね。その場合、どうしようか悩ましいところです。多分、買うけども読まない、と言うパターンだと思います。

『takao版 このライトノベルが凄い!2010』の為の星評価。

5つ・・・面白い!!!凄くオススメ。絶対読むべき!

4つ・・・面白い!!オススメ!

3つ・・・面白い!

2つ・・・普通。

1つ・・・イマイチ……。

と言うことで評価したいと思います。なんか、4と5の区別が弱い気がしますがw

と言うことで、今回の『じんじゃえーる!』は

☆☆

としたいと思います。別に嫌いではないんですけど、面白くは無かったからですねぇ。まぁ、作者はこれがデビュー作ですので、今後の成長に期待したいと思います。

と言うことで。


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コメント 6

まこたま

「アニメだけど」は、確かに不要ですよね~。
ただ、この「アニメだけど」という言葉は、
アニメを見ない人達に対しての発言でしょうからね。
アニメを見ない人は、やはりアニメを下に見ている傾向があると思います。
ジャパニメーション舐めたらダメですよ、とw
ジブリだけ認めようとしたって、そうはいかんぞぅww

☆1つだけが微妙な判定だという所に、
takaoさんの優しさを感じましたw
by まこたま (2009-09-21 23:20) 

アリア・ポコテン

臼井儀人先生は本当に残念です。
心からご冥福をお祈りいたします。
そしてアニメの「クレしん」がどうなるか心配です。

アノ方は「裸になって何が悪い!」と叫ぶ方ですから、
一般常識が平均的な日本人から少しずれているのかもしれませんねw
by アリア・ポコテン (2009-09-22 05:15) 

takao

まこたまさん、nice!&コメントありがとうございます。

アニメを見ない人の、アニメを下に見る傾向は異常だと思います。個人的には、昨今のジブリ映画だって、何であんなにもてはやされるかよく分からないwという感じなのですが。もう少し、評価が上がってもおかしくはないと思います。もっとも、アニメと言われて目立つのは、所謂萌えアニメだったりしますからね。しょうがないかもですね。

別に私が優しいわけではなく、私の感性は甘いらしく、たいていの作品は面白いんですよwアマゾンで評価しようとしても、下がつかないくらい。そもそも、本当に面白くないモノは、途中で読むのをやめてしまうので評価はつかないはずですし。3~5の評価の違いが分かりにくいかなぁ、と思ったりしましたが、これくらいが丁度良いですw
by takao (2009-09-22 16:05) 

takao

アリア・ポコテンさん、nice!&コメントありがとうございます。

臼井先生、本当に残念でした。批判が殺到するとは分かっていますが、ふと帰宅して欲しかったですね。ワイドショー報道によると、11月15日発売号までは原稿があがっているらしいので、原作はそこまででしょうね。アニメは、案外続きそうな気がします。サザエさん的展開で良いので、続けて欲しいなぁ、と思います。

アノ方は、まぁ、あんな感じかなぁ、と思いました。ただ、それが一般人の意見でもあるのかなぁ、と。まぁ、残念ではあるんですけども、それを受けとめないといけないでしょうね。で、良質のアニメもあるんだ、と言うことをアピール、と考えたときに、良質なアニメって何があったっけ?と思ってしまう私。今期だと、『東京マグニチュード8.0』?
by takao (2009-09-22 16:09) 

takao

xml-xslさん、nice!ありがとうございます。

chokusinさん、nice!ありがとうございます。

usakoさん、nice!ありがとうございます。

アロンダイトさん、nice!ありがとうございます。

まなふぃさん、nice!ありがとうございます。

ロックさん、nice!ありがとうございます。

秋月あきねさん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-09-22 16:10) 

takao

tamapu-さん、nice!ありがとうございます。

bapioさん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-09-23 19:13) 

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