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『氷結鏡界のエデン 楽園幻想』/細音啓 [富士見]

昨日、大相撲が千秋楽を迎えましたね。特に、朝青龍と白鳳の2番はとても面白かったですね。本割りでの白鳳、改心の立ち会い。決定戦での朝青龍らしい、考えて責める取り組み。本当に素晴らしい相撲を見せてもらいました。まぁ、案の定、土俵の外が騒がしいようですが、あんな素晴らしいモノを見せてくれた力士に対してがたがた抜かすな!と思ってしまいました。ガッツポーズだって、あんな改心の相撲で優勝したら、そりゃ普通に出るだろう、と思います。それだけ気合いが入っていたんでしょう、と。よく、稽古不足、と批判しますが、その稽古不足の横綱に引導を渡すことが出来ない他の力士を責めるのが普通だと思うんですけどね。不思議な世界です。とりあえず、舞の海は顔じゃないから、とっとと解説をやめろ!と言いたい。滑舌悪いですし、口では「気にしてない」とか言いながら根に持ちすぎ何ですよね。

さて、土曜日の記事に載せようと思ったのですが、掲載するのを忘れていた写真が数枚あるので、それの紹介から。まずは先週(20日~26日くらい)買った本。と言っても、全てbk1で買ったりしています。しょっちゅう言っていますが、3日遅れがデフォの長崎だと、bk1で注文した方が早かったりするんですよね。

9月26日までに買った本.jpg

とりあえず、『氷結鏡界のエデン』『聖剣の刀鍛冶7』『絶対可憐チルドレン18』『ローゼンメイデン2』『サクリファイス3』は読みました。『ささめきこと』は今3巻を読んでいますw『ヴィンランド・サガ』はしばらく放置かも知れませんね。そんな気分ではないので。と言うか、帯に思いっきりネタバレを書かないで欲しい!お前は、NHKニュースのスポーツコーナーか、と。アシュラッド、好きだったんですけどね。

次、こなた&VF25コラボ写真。何故忘れたし。

92602.jpg

さて、ここから本編。本の感想です。9月23日に読み終わっていた本です。

氷結鏡界のエデン11.jpg

先月、デビュー作である『黄昏色の詠使い』を終えた細音啓さんの新シリーズが早くも始動です。『黄昏色の詠使い』が凄く良い作品だったので、すぐに新シリーズ始動、は嬉しい限りです。

と言うことで、感想は追記にて。

舞台は、浮遊大陸オービエ・クレア。幽幻種と呼ばれる存在に脅かされる人間は、巫女の祈りによってオービエ・クレアにバリアを張り暮らしていた。そんな世界で、エデンに最下層に落ち、オービエ・クレアに帰ってきた少年・シャルティス。そして、その少年の帰りを待つ少女・ユミィ。果たして二人の運命は。そして、この世界に隠された秘密とは?

という感じですかね。あらすじ。裏表紙の本の紹介文を参考に、多少短くしてみた感じですが。

感想としては、「まだまだこれからかなぁ」というところ。面白かったですし、最後の展開はもろ好みだったんですが、シリーズ物の1巻はこんな物かな、と思った次第です。細音啓さん特有の「歌」が今回もテーマになりそうなのは、『黄昏色の詠使い』シリーズが大好きだったファンには嬉しいでしょうね。

マイナス点では、いろいろ分からないことが多すぎて、はじめがとっかかりにくいことがあると思います。もう少し、最初に説明があると良かったですね。プロローグで、シャルティスがこの世界に帰ってきた日のことが描かれて、その次の場面では、いきなり日常でしたからね。

そして、個人的にどうしても気になったのが『アルトネリコ』といろいろ似すぎていないかなぁ、と言うこと。まぁ、よくある設定なのかも知れませんが、浮遊大陸、塔、歌、魔法と機械の融合したような世界、と気になってしまいました。他にも、少し気になる点がありましたが、ほとんど言いがかりレベルに近いと思うので自重しておきます。

氷結鏡界のエデン12.jpg氷結鏡界のエデン13.jpg

イラストは、前作の竹岡美穂さんからカスカベアキラさんへと変更。前作の美しい雰囲気とは一変した感じが良いですね。若干、あっち系統の匂いを感じたりもしたのですが、でも好きです。しかし、シャルティス×レオンがありそうだなぁ、と思うこと自体、結構私も毒されている気がしますw

この巻では、天結宮(ソフィア)から追放されたシャルティスが、再び天結宮へと戻ってくるまでが描かれます。もう二度とユミィの元へと戻れない、と思い込んでいたシャルティスが、再びユミィのそばに立つために決意するところが凄く良いなぁ、と思いました。また、二人とも相手のことを思っているのに、しかし、二人の間に立ちはだかるモノによって触れることさえ出来ない、と言うのがものすごく好みでした。果たして、この二人はどうやってお互いの運命を乗り越えるのか。考えるだけでワクワクしてきます。前作でもそうだったんですが、細音啓さんの書くキャラは優しさがあふれ出しそうで、良いんですよね。心が優しくなれる、と言うか。

氷結鏡界のエデン14.jpg

今後の重要なファクターになりそうなモノとして、この巻では「第7天音律(ソフィア・コード)」と「第7真音律(エデン・コード」が登場します。ソフィアは人間世界を支える場所の名称であり、エデンは人間の敵の住む世界の名称です。一体、これが何を指すのか。敵が攻撃に使う「魔笛」は「第7真音律」と似ているのですが、どのような秘密が隠されているのか。まだ、この二つの間に何らかの関連があるのだろう、と言うところに過ぎませんが、一体どのような秘密が隠されているのか、楽しみにしたいと思います。

最後に、評価。今回は

☆☆☆

と言うことで。面白かったのですが、まだまだ始まったばかり、と言うことでこんなモノでしょう。『黄昏色の詠使い』は、投稿作品と言うことで、1巻が凄く盛り上がって、という感じでしたが、後半もどんどん盛り上がっていって、とても面白かったという印象です。その手腕からして、このシリーズも今後どのような展開が待っているのか、非常に楽しみです。

お気に入りの言葉

”・・・・・・ずっと、わたしのそばにいてくれますか”

”そんな不安な顔をするな。なんなら子守歌でも歌ってやる。お前が寝ているときだろうが、いつだってそばにいてやるさ”

”ずっと・・・・・・本当に?”

”獅子は眠らない。お前がそう願うのなら、それが百年だろと千年だろうと”(P.90)

 

”ユミィが巫女になって僕を守ってくれるって言うなら、僕だってユミィを守る千年獅になる。そうすれば一緒にいられるでしょ?”

”だから泣かないで、ね?大丈夫。塔の一番高いところまで、絶対ユミィのところまで行くからさ”(P.219)


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cossette

おおっこなたをVF25のガウォークで載せれるんですね!

ねんどろナギ様もびっくり、先週だけの本でも凄いですねw
「ブレイブストーリー」と「ちろちゃん」に目が行きました、ブレイブストーリーは映画にもなりましたし、ちろちゃんは読んだことはありませんが、本屋で気になったというか、確か「まとちゃん」の作者ですよね?
ってか「まとちゃん」自体わたおにで読んだ依頼だしなぁ…

変にマニアックな所にいってしまいましたね^^;
by cossette (2009-09-29 20:09) 

takao

noriyukiさん、nice!ありがとうございます。

おどんとグリフスさん、nice!ありがとうございます。

アロンダイトさん、nice!ありがとうございます。

ロックさん、nice!ありがとうございます。

chokusinさん、nice!ありがとうございます。

aspirebeatさん、nice!ありがとうございます。

kaz777さん、nice!ありがとうございます。

xml-xslさん、nice!ありがとうございます。

shinさん、nice!ありがとうございます。

直chanさん、nice!ありがとうございます。

usakoさん、nice!ありがとうございます。

秋月あきねさん、nice!ありがとうございます。

piporaさん、nice!ありがとうございます。

アリア・ポコテンさん、nice!ありがとうございます。

moeさん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-09-29 22:28) 

takao

cossetteさん、拍手&コメントありがとうございます。

はい、意外とfigmaのこなた、乗っちゃいましたwなかなか良い光景ですよねw

大丈夫です。私はこなたハンドあるいはひよりハンドをゲットしましたwにゃーもも2匹いますw正直、落ち込みます。

ちろちゃんはそうです。まとちゃんの作者でもあられる結城心一さんの作品ですよ。結城心一さんの作品は大好きなので、毎回チェックしております。しかし、まだ読んでいないという状態wブレイブ・ストーリーは、まぁいろいろ事情があるのですが、それはノーコメントで。

いえいえ、どんなところでもお構いなくwコメント大歓迎です。
by takao (2009-09-29 22:51) 

カルディア

相変わらず買ってますな~w
この中で読んだのって「絶チル」ぐらいしかない(ごめw
あ!「ヴィンランド・サガ」8巻出たのか!
明日買ってくるw 気付いてよかった、ありがと~!

by カルディア (2009-09-30 00:58) 

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