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女性にお勧めする男性向けレーベルのライトノベルを考えてみる [チラ裏日記]

(追記)8/23、タイトルに「男性向けレーベルの」を付け加えました。

先日、『カナクのキセキ』と『デート・ア・ライブ』を読み終えて、ふと自分が普段読んでいる男性向けライトノベルで、女性も楽しめそうなものはないかな、と思いつきました。

ハーレム系が大多数を占めていますのですが、そういうのは何となくダメだろうなぁ、とか考えつつ、いくつか考えてみました。追記にて、私が考えてみたものを紹介しようと思います。

実際選んでみると、なかなか難しいものです。こう言う企画で選んでいると、普段如何に自分がメジャーなシリーズものしか読んでいないことが分かります。もっと幅広く読まないと、と反省することしきりです。

それでは、よろしければ追記にて。

紹介する順番はランダムです。

イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)

イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 細音 啓
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 文庫
黄昏色の詠使いX  夜明け色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)

黄昏色の詠使いX 夜明け色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 細音 啓
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2009/08/20
  • メディア: 文庫

個人的に大好きで、いつか読み返したいと思っているシリーズ。女性向け、というのを考えたとき、できるだけ一人の男性に一人の女性、と言う作品がいいだろう、と考えました。という訳で、この作品です。

教師たちの狼狽した声が次々と上がる。

 ……なんでだろう。何を驚いているんだろう。

            カタリスト     チャネル
 ただ普通に、この触媒を使って名詠門を開かせただけなのに。

            よ
 そう言えば、何を詠ぼう。

 自分の一番好きな花でいいかな。

 どんな宝石より素敵な、わたしの大好きな緋色の花。

      赤
 ――『Keinez』――

 そして、少女の口ずさんだその後に――

と言うのがネタにされているのを見たことありますが、作品としてはとても面白いです。作品世界自体が優しいのもおすすめのポイントの一つですね。ラスボスのようなものはいますが、戦って、と言う展開ではありませんし。

まずは1巻を読んで欲しい作品です。元々、ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作ですので、1巻で綺麗に終わっています。1巻のカインツとイブマリーの下りは凄く好きです。

 

カナクのキセキ1 (富士見ファンタジア文庫)

カナクのキセキ1 (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 上総 朋大
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2011/01/20
  • メディア: 文庫
カナクのキセキ5 (富士見ファンタジア文庫)

カナクのキセキ5 (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 上総 朋大
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2012/08/18
  • メディア: 文庫

そもそも、この記事を思いついた元になった作品。男性向けライトノベルにおいて、ここまで純愛をテーマに描ききった作品はなかったと思います。何せ、カナクがヒロインのために魔王となりますし。魔王となってまで再会を求めたカナクの奇跡の軌跡。とてもいい話です。

割とストーリー展開がオーソドックスかつ素直なために、先が読めてしまう、ところがありますが。それでよさがなくなるか、というとそんな事はありませんでした。1巻はボロ泣き、5巻もボロ泣きしてしまいました。

ヒロインのユーリエの性格がどううつるか。男性目線で見たら、とても生き生きとしていて魅力的に見えましたが、その辺は気になるところです。5巻で完結と短いのはいいと思います。

 

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) (MF文庫J)

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) (MF文庫J)

  • 作者: 三浦 勇雄
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 文庫

13巻を読んでいて、「ハーレムものばっかりのこのレーベルにおいて、最初から最後まで二人が一途で、結婚までした作品って珍しい」と思ったこの作品。と言うか、ラノベでココまで一途だったのが珍しいかもしれません。私の知る限り、『ギャラクシーエンジェル ETERNAL LOVERS』のミントさんの次に恥ずかしい告白をしました。

基本、熱血少年漫画展開で、セシリーが心身ともに生傷が絶えない展開なのがちょっと気になるかな。

 

森の魔獣に花束を (ガガガ文庫)

森の魔獣に花束を (ガガガ文庫)

  • 作者: 小木 君人
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/04/18
  • メディア: 文庫

こちらは、絵本を読んでいるような優しい物語。森に住む魔獣と、彼女と知り合った少年の恋の物語。この作品にある優しさは、すべての人にお勧めできるものです。ラストが印象的でした。

 

君のための物語 (電撃文庫)

君のための物語 (電撃文庫)

  • 作者: 水鏡 希人
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2008/02/10
  • メディア: 文庫

だんだん、自分が好きな作品になってくる、と言うのがwまぁ、メインは男同士の友情の物語、と言うのはどうかな、と?(何が?)でも、物語は美しく、いいお話しでした。この作品のタイトルの意味には、ちょっとウルッとしてしまいます。

そして、Amazonのレビューを見たら、「女性向け」という言葉が結構目立つ事実w

 

@HOME 我が家の姉は暴君です。 (電撃文庫)

@HOME 我が家の姉は暴君です。 (電撃文庫)

  • 作者: 藤原 祐
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2010/11/10
  • メディア: 文庫
@HOME (2) 妹といちゃいちゃしたらダメですか? (電撃文庫 ふ)

@HOME (2) 妹といちゃいちゃしたらダメですか? (電撃文庫 ふ)

  • 作者: 藤原 祐
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2012/01/07
  • メディア: 文庫

これは、結構クセがあるのですが。特に女性陣の性格に。ただ、基本は家族もので、心が温かくなるお話しです。

でも、やっぱり女性陣の性格がなぁ。

 

テルミー きみがやろうとしている事は (集英社スーパーダッシュ文庫)

テルミー きみがやろうとしている事は (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 滝川 廉治
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/07/23
  • メディア: 文庫
テルミー 2 きみをおもうきもち (集英社スーパーダッシュ文庫)

テルミー 2 きみをおもうきもち (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 滝川 廉治
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/07/22
  • メディア: 文庫

ただ単純にいいお話しでしたのでw1年経って、続編の情報なし、ということは打ち切られたのかなぁ?とちょっと残念です。いいお話しだっただけに。

 

銀色ふわり (電撃文庫)

銀色ふわり (電撃文庫)

  • 作者: 有沢 まみず
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2008/07/10
  • メディア: 文庫

そして、いつぞや書いたおすすめラノベ記事とラインナップがかぶってくる、と言うorz

人から見えない透明な少女と、その少女を見ることができる少年の恋の物語。優しい気持ちになれるのが一番です。

 

昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)

昨日は彼女も恋してた (メディアワークス文庫)

  • 作者: 入間 人間
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2011/11/25
  • メディア: 文庫
明日も彼女は恋をする (メディアワークス文庫)

明日も彼女は恋をする (メディアワークス文庫)

  • 作者: 入間 人間
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2011/12/22
  • メディア: 文庫

メディアワークス文庫なので、ラノベの分類に入れられると出版社的には面白くないかもしれませんが。

小さな島出身の幼なじみの二人。タイムマシンで過去に戻って、二人を決定的に引き裂いた事故を引き留めたら、と言うお話し。とにかくぐいぐい読ませてくれる作品でした。とはいえ、後味はあんまりよくないのでご用心。

 

他にもあるのかもしれませんが、私の記録と記憶ではこれが限界でした。本当は『レイヤード・サマー』なんかも上げようかと思ったのですが、さすがにいつも押しているので自重しましたw

逆に女性向けレーベルで出ている作品で、男性にもお勧めの作品、と言うのも面白そうですが。残念ながら、私はそちらの方を読んでいないので断念しました。『シュガーアップルフェアリーテイル』が面白そうなので購入したのですが、購入しただけ……。

他にも、女性にお勧めできそうな作品があったら、またご紹介したいと思います。


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コメント 8

あすぱい

退会申請しても月末までブログ閲覧ですねってなあすぱいです、こんばんは。

ついにtakaoさんがラノベをえさに女性を口説く時が来たのですね。><b

P.S どうでもいいメッセージ送っときました。(笑)
by あすぱい (2012-08-22 22:00) 

takao

あすぱいさん、コメントありがとうございます。

いや、寂しくなりますね。
元々、アンテナの低い私には、あすぱいさんの記事は素晴らしい情報源でした。
どうでもいいメッセージ、受け取りましたw

そうそう、ラノベを餌に婚活をw
って違いますよw
by takao (2012-08-22 22:39) 

あすぱい

「月末までブログ閲覧ですね」ではなく「閲覧できるのですね」でした。><

うちの記事が情報源になるとは、お世辞でも嬉しいですね。

また落ち着いたらどこかでひっそり始めるかもですが、、、、それでは。
by あすぱい (2012-08-23 20:24) 

つるぎうお

うちのに聞いてみました。
TRPGリプレイ物
涼宮ハルヒ
インデックスさん
だそうです。
まあー、あれは腐主婦ですのでー
by つるぎうお (2012-08-24 09:45) 

takao

あすぱいさん、コメントありがとうございます。

月末ですか……。お世辞ではありませんよ。
もう、とても貴重でした。

いつかこの広いネットの海で出会えることを祈っています。
by takao (2012-08-24 23:57) 

takao

つるぎうおさん、コメントと情報ありがとうございます。

個人的には、女性だとハーレムものじゃなくて、エロ描写がなくて、優しいお話しとかかなぁ、って感じでこんなんなりました。
女性に幻想抱きすぎかもしれませんw

ハルヒはどうしようかなぁ、と思ったのですが。
あのキョンの冗長な地の文がどうか、と思って入れなかったのでした。
インデックスさんは意外ですね。

貴重な情報、ありがとうございます。
by takao (2012-08-24 23:59) 

ミナモ

こんにちはー。上記の作品で既読したものは『黄昏色の詠使い』と『君のための物語』くらいですが、ふたつともお気に入りの作品です(笑) 入間人間さんの本を読んだことがないので、そのシリーズは気になりました。

あと、男性向けラノベはあまり接する機会がないのですが『キノの旅』や『サクラダリセット』は、ここ最近のお気に入りシリーズですねー。
by ミナモ (2012-08-25 10:52) 

takao

ミナモさん、コメントありがとうございます。

入間人間さんの作品は、私の目に届いた範囲の感想がちょっと極端で、なかなか読む気になれなかったのですが。
この作品はとても惹き付けられました。
ラストに関しては、ちょっと苦みがありましたが。
面白いですので、是非読んでください。2冊ですしw

キノの旅、私も読みたいのですが巻数が多くてなかなか手が出せませんw
サクラダリセットも、全巻買っているのに手が伸びないというw
サクラダリセットは評判もいいですし、いずれ何とか読んでしまいたいです。
by takao (2012-08-25 23:40) 

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