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当ブログにおける、このライトノベルがすごい!2014年版 [ランキング]

皆様、明けましておめでとうございます。昨年も当ブログを見ていただきありがとうございました。昨年はサボりまくって殆ど更新しなかったのですが、2015年は更新頻度を上げていこうと思っております。今年もよろしくお願いします。

さて、いつ止めようかと思いつつ毎年やっている、その年に読んだラノベの中で面白かったものをおすすめするこの記事です。2014年に私が読んだものなので、発売が2014年以前であることもありますので御了承いただけると幸いです。

なお、私が読んだラノベは81冊でした。一時期に比べるとだいぶ少なくなりました。とはいえ、1ヶ月で2冊くらいしか読まなかった月もあったはずなので、自分の中では「意外と多い?」という認識だったりします。ただ、やっぱり少ないですよね。

そんな中でも「これは!」と思うような作品があったので、それを紹介しようと思います。なお、ランキング形式とはしておりません。順番は、単に読んだ順番です。

それでは、追記でご紹介しようと思います。 

〈完結作品〉


“藤壺

“藤壺" ヒカルが地球にいたころ……(10) (ファミ通文庫)

  • 作者: 野村美月
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/04/28
  • メディア: 文庫


“藤壺” ヒカルが地球にいたころ……(10) (ファミ通文庫)

“藤壺” ヒカルが地球にいたころ……(10) (ファミ通文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
  • メディア: Kindle版

ヒカルの思い残した気持ちに答えるために是光くんが奮闘するシリーズが、無事完結しました。ヒカルの死にまつわる謎が明かされて、ヒカルが成仏して、という展開は分かっていたのですが、是光とヒカルのやりとりを楽しめるのはこれで最後なのか、とやはり寂しいものがありました。

主人公の是光は、どちらかといえば直情馬鹿系統だと思うのですが、彼の真っ直ぐさ、優しさが楽しいシリーズでした。 彼の人間性に触れて、それぞれに闇を抱えたキャラが救われる、と言う展開が気持ちいい作品でした。約一名ほど、救われすぎてキャラが変わってしまった人もいましたが。

“文学少女"シリーズ共に、作者を代表するシリーズの一つに数えられる、よいシリーズでした。

 


ゴールデンタイム (8) 冬の旅 (電撃文庫)

ゴールデンタイム (8) 冬の旅 (電撃文庫)

  • 作者: 竹宮 ゆゆこ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/03/08
  • メディア: 文庫


ゴールデンタイム8 冬の旅 (電撃文庫)

ゴールデンタイム8 冬の旅 (電撃文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/04/10
  • メディア: Kindle版

竹宮ゆゆこさんのシリーズも完結しました。こちらは、前作『とらドラ!』同様、アニメと原作がリンクして完結でした。如何に出版社が彼女の作品を大切にしているか、と言うことなのでしょうか。『とらドラ!』の方は、ラストの展開がアニメと原作で少し変わっていましたが、こちらは一緒でしたね。

ラノベ作品といえば、高校が舞台で高校生が主人公で、と言うのが多い中、大学を舞台にしたのは面白い挑戦だったと思います。年齢でいえば、2,3才しか変わらないと思うのですが、このシリーズでは恋が成就してから、というのが描かれたのが面白かったです。 

1巻と最終刊の表紙は構図がほぼ同じ。しかし、香子の表情が全然違っているのも面白いですね。最終刊、なんと慈愛に満ちた笑顔になっています。  

 


氷結鏡界のエデン13 楽園現奏―エデン・コード― (富士見ファンタジア文庫)

氷結鏡界のエデン13 楽園現奏―エデン・コード― (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 細音 啓
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
  • 発売日: 2014/03/20
  • メディア: 文庫


氷結鏡界のエデン13 楽園現奏―エデン・コード― (富士見ファンタジア文庫)

氷結鏡界のエデン13 楽園現奏―エデン・コード― (富士見ファンタジア文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
  • 発売日: 2014/03/25
  • メディア: Kindle版

細音啓さんのシリーズも完結しました。細音啓さんの作品は、まぁ色々あってネタにされることもありましたが、質は本当にいいんですよね。で、もっと多くの人に読んでもらっていいと思うのですが、どうなんでしょう。

さて、求め合うのにふれあうことができない、という悲劇から始まったシリーズ。最終的には、世界を救うには彼女が封印を延長するか、彼が自分を犠牲にするか、という悲劇にまでいたりました。しかし、最終的にはお互いが手を握れる未来が来たことがうれしかったです。個人的にうれしく思うのは、ゼアドールさんと彼女が幸せになったこと。また、凪とイリスが再会できたのも(予告と違った形でしたが)よかったな、と。様々な苦しみがあった分、幸せに溢れたラストは大満足でした。

 

〈新シリーズ〉


吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)

  • 作者: 野村美月
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/05/30
  • メディア: 文庫


吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
  • メディア: Kindle版

この後でも出てくるのですが、2014年にライトノベルを読んでいて思ったのが、ライトノベルという枠組みの中であえて難しいテーマと向かい合っている作品が多いな、ということでした。 

野村美月さんの新シリーズであるこれは「永遠の命を手に入れてしまった少年と、その少年に惹かれる少女の苦悩」がテーマといったところでしょうか。というか、現在3巻まで出ていますが、ひたすら二人が悶々としている展開です。

永遠を手に入れてしまったが故に、共に歩むことができないことに悩み苦しむ少年。その少年の苦しみを、理由が分からないながらも助けたいと思いつつ、なかなか手を差しのべる事のできない少女。その二人の悩み、苦しみを、今回は演劇というテーマを通して解決していく様子を描いたのが本作になります。

テーマがあるからこそ、さらにいえば、難しいテーマに真っ直ぐに向かっているからこそ、面白い作品が出来上がるのだな、と思わせてくれた作品。永遠を生きる少年と、有限を生きる少女の、恋の物語。果たして一体どんな結末が待っているのか。ある程度予想はしていますが、どういう結論で読者を納得させてくれるのか、非常に楽しみな作品です。 

 


世界の終わりの世界録<アンコール>1 再来の騎士 (MF文庫J)

世界の終わりの世界録<アンコール>1 再来の騎士 (MF文庫J)

  • 作者: 細音 啓
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 2014/07/24
  • メディア: 文庫


世界の終わりの世界録<アンコール>1 再来の騎士 (MF文庫J)

世界の終わりの世界録<アンコール>1 再来の騎士 (MF文庫J)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
  • メディア: Kindle版

たぶん、純粋にランキング付けるならこの作品を2014年のトップに付けたいかもしれません。細音啓さんの新シリーズ。MF文庫Jからの登場、と言うことで、期待半分不安半分(『精霊使いの剣舞』みたいになるのではないか、という感じで)でした。しかし、読んでみると露骨なエロ成分もなく、デビュー作を彷彿とさせるようなファンタジー世界が広がっていました。

2巻の帯に「いま、最も王道を行くファンタジー」の売り文句に恥じない素晴らしい内容だと思います。この作品がヒットすることで、MF文庫Jのファンタジーの定番が変わっていけばいいな、何て思っています。 まずはシリーズが無事続いて、アニメ化を。

 


僕らは魔法少女の中 ―in a magic girl's garden― (電撃文庫)

僕らは魔法少女の中 ―in a magic girl's garden― (電撃文庫)

  • 作者: 御影 瑛路
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/05/10
  • メディア: 文庫


僕らは魔法少女の中 -in a magic girl’s garden- (電撃文庫)

僕らは魔法少女の中 -in a magic girl’s garden- (電撃文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/12/25
  • メディア: Kindle版

御影瑛路さんの新シリーズ。あれ?『Fランクの暴君』はどうなったの?(読んでない)って感じだったんですが。そっちは置いといて、こっちを読み始めたら面白かったです。

御影瑛路作品の良さは(全部読んでない私が言うのはおこがましいですが)、圧倒的に容赦のないところだと思います。その容赦のなさが本作でも発揮されていました。もう、メインの登場人物だろうが何だろうが関係なし、の展開は目が離せませんでした。

とりあえず、2巻までで一通りの形はできていますので、あまり長い作品は、と言うときにいいかもしれませんね。ただ、可愛い表紙?に釣られたら結構痛い目を見る作品です。 

 


終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (角川スニーカー文庫)

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 枯野 瑛
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2014/10/31
  • メディア: 文庫


終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? 角川スニーカー文庫

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? 角川スニーカー文庫

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2014/11/01
  • メディア: Kindle版

読書メーターで「ファンタジーは『世界の終わりの世界録』と『灰と幻想のグリムガル』を読めばそれで十分」といっていましたが、年末にその二作に匹敵する作品に巡り会えました。

まず、タイトルの付け方が今のライトノベルにありがちな会話調?で長いタイトル。「週末」ではなく「終末」なんて所に、なろう系、或いは同じレーベルでいうと『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』のような異世界に召喚されて無双ものを想像していました。

ところが、読んでみると全然違うんですよね。『この世界が終わる前に−−A』と銘打たれたプロローグ。決戦前夜、勇者パーティーの一人である主人公が、養育院でかわす約束。それは生きて帰ってくるために。しかし、そのプロローグの〆は、

「この夜から一年もしないうちに、人類は滅びた。」 

そこからはじめるのは、人類が滅びた後の世界。人類以外の種族が、人類を滅ぼした敵に抗いながら何とか生活を続けている世界。そんな中に一人取り残されることになってしまった、最後の人類である主人公と、敵と戦うための兵器として作られた少女たちの物語。

もっと軽い作品を想像していただけに、全然違う内容に吃驚。正直、タイトルから内容が全く伝わらないどころか、この作品が好きそうな層を逃していると思うのですよね。その意味で、このタイトルの付け方は成功だったのか失敗だったのか。 

俺TUEEEでもなく、コメディでもなく。運命の悪戯で出会ってしまった悲劇を背負うもの同士の物語。ものすごく好みの作品でした。派手さはないけど、惹き付けられました。全滅エンドでもおかしくない設定なのですが、どうなるか非常に楽しみな作品です。ブログで紹介していませんが、かなりおすすめです。 

 


引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている (一迅社文庫)

引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている (一迅社文庫)

  • 作者: 棺 悠介
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2013/11/20
  • メディア: 文庫


引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている (一迅社文庫)

引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている (一迅社文庫)

  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2013/11/20
  • メディア: Kindle版

一迅社文庫から出てたので、何気なく購入したら意外と面白かったので紹介してみます。色々な理由から引きこもりになった少女たちを、主人公が救っていく、というコメディ作品。自分の年齢(30代)にしっくりくるネタが多いのがよかった理由かな、と思います。

ちなみに、このシリーズは3巻で打ち切りを喰らっております。作者の新シリーズに期待したいのですが、一迅社文庫だけにどうなることやら。 

 


放課後アポカリプス (ダッシュエックス文庫)

放課後アポカリプス (ダッシュエックス文庫)

  • 作者: 杉井 光
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 文庫


放課後アポカリプス (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

放課後アポカリプス (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: Kindle版

ライトノベル市場自体頭打ちかやや縮小傾向の印象を本屋さんを見るに付け思うのですが、新レーベルは相変わらずできております。新潮nexは自称「ライトノベルではない」そうなので、今回のランキングにいれませんでしたが、ダッシュエックス文庫からは、杉井光さんの新シリーズをいれてみました。記事で野村美月さんの読み切り押していたのは誰だ、と言われると耳が痛いのですが。

とある高校に通う主人公。その高校の生徒は、水曜日になると鐘が聞こえてきて怪物との戦いの世界に送り込まれる。主人公は、ある日から戦いに参加することになって、と言う世界。ここだけ見るとありがちな設定なのですが、ラストまで読むと、ちょっとひねっているのはさすがは杉井光というところです。

何気なく始まった戦い。しかし、気付けば主人公たちに絶望しか待っていない、という展開が恐ろしくも有り、どうなるか気になるようでも有り。この物語の解決の鍵は、出ていますが、それがどう物語の解決に繋がるのか。また、どうしてこのような悪趣味な世界が生まれたかも謎ですし、色々と気になることが多く、早く続きが読みたい作品です。

もっとも、杉井作品だと『楽聖少女』も『生徒会探偵キリカ』も続きを楽しみにしていますが、続きが出ない……。  

 


この恋と、その未来。 -一年目 春- (ファミ通文庫)

この恋と、その未来。 -一年目 春- (ファミ通文庫)

  • 作者: 森橋ビンゴ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/06/30
  • メディア: 文庫


この恋と、その未来。1 -一年目 春- (ファミ通文庫)

この恋と、その未来。1 -一年目 春- (ファミ通文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
  • メディア: Kindle版

『東雲侑子』シリーズから2年ぶりらしい、森橋ビンゴさんの新作。今回のテーマは、人間が好きになるのは心なのか、肉体なのかをテーマに、性同一性症候群という難しい題材を取り扱った意欲作。

性同一性症候群の少女(心は男)と同室になった主人公。その彼女と接するうちに、いつの間にか好きになってしまっていた、というのが1巻の内容。題材が題材だけに、ライトノベル的な展開はありません。しかし、全シリーズを読んでいた人はそんな展開を楽しみにしていないでしょうし、問題ないと思います。むしろ、このテーマでどう展開していくのだろうか、という楽しみがありました。

正直、主人公に好意を寄せているっぽい女性がいいこなので、そのこと結ばれれば悩まなくて、苦しまなくていいのになぁ、何て思うのですが。果たして、結末は苦しいものになるのか、それとも逆転があるのか。どういう結末を用意しているのか楽しみなシリーズです。

 

〈既存シリーズ〉 


灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)

灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)

  • 作者: 十文字 青
  • 出版社/メーカー: オーバーラップ
  • 発売日: 2014/07/24
  • メディア: 文庫


灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)

灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)

  • 出版社/メーカー: オーバーラップ
  • 発売日: 2014/07/25
  • メディア: Kindle版

私的には、前述の『世界の終わりの世界録』と『終末なにしてますか?』とこの『灰と幻想のグリムガル』があれば、ファンタジー関係のライトノベルは満足です。そう言わせてくれるようなシリーズ。

何回かブログで取り上げていますが、このシリーズの特徴は主人公たちが弱いこと。確かに主人公には、主人公たり得る強力な能力がありますが、それは常時発動できるものではありません。パーティーもバラバラではないけど、まとまっている、とは言い切れない感じ。そんな主人公たちが、それでも生きのこるために泥臭くても、馬鹿にされても一生懸命に生きていこうとするところが、俺TUEEE系が勢いのある今のライトノベルにあって特異で有り、面白いと思うところです。俺TUEEEもいいけど、こういう作品もあって良いよね、というべきか。

しかし、このシリーズ7月から新しいのが出ていないんですね。作者自体、色々なレーベルで精力的に活動していますし、オーバーラップ文庫からは、この作品のスピンオフである『大英雄が無職で何が悪い』を出しているので、仕方ないのかも知れませんが。早く続きが読みたいです。 

 


とある飛空士への誓約 6 (ガガガ文庫)

とある飛空士への誓約 6 (ガガガ文庫)

  • 作者: 犬村 小六
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/08/19
  • メディア: 文庫


ガガガ文庫 とある飛空士への誓約6(イラスト完全版)

ガガガ文庫 とある飛空士への誓約6(イラスト完全版)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/08/24
  • メディア: Kindle版

2014年は、『とある飛空士への恋歌』がアニメ化されましたが、その出来の残念さに無念を覚えたのですが、原作の方は絶好調です。特に、『とある飛空士への恋歌』との関連が見えてから、これまでのシリーズの集大成というシリーズの意味合いが見えてきて、さらに物語が楽しみになってしまいました。物語は基本これまでと同じ。エリアドールの7人の物語なのですが、そこに時々ニナが出てくるだけでもうれしい。カルエルのことを諦めていない彼女の姿を見られるだけでもうれしい、そんな感じです。

5巻の別れ、6巻での戦い、と7人の運命をあざ笑うかのような展開はとにかく胸が痛かったです。その運命を救うために、自ら経つことを決めた彼女。今後は彼女の元に7人が揃う展開になりそうかな、と思うのですが。そううまくもいかないでしょうし、まだまだ厳しい展開は待っているでしょう。7人の戦いの果てに何があるのか。クライマックスに向けてますます盛り上がって行くであろう今後が楽しみです。 

 


俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件8 (一迅社文庫)

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件8 (一迅社文庫)

  • 作者: 七月 隆文
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2014/07/18
  • メディア: 文庫


俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件: 8 (一迅社文庫)

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件: 8 (一迅社文庫)

  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2014/07/18
  • メディア: Kindle版

一迅社文庫初のアニメ化が決まっている本作。気付いたら、半年以上新作が出ていないのですが。アニメ化に向けてストックを貯めているところ、と好意的に解釈しておこうと思います。

このシリーズを初めて読んだときから、「一迅社文庫初のアニメ化作品はこれしかない」と期待していた作品だけに、アニメ化は素直にうれしく思います。反面、不安もあるのですが。作品自体も短いエピソードを束ねて作る、と言った形式のため、どこまでアニメに合わせられるのか、という不安はありますが、ファンとしては、これを機に作品に触れる人が増えてくれれば、と楽しみにしています。

さて、アニメ化の方にばかり話がいってしまいました。原作の方は、相変わらず楽しく進んでいます。そして、謎も少しずつ明かされています。遂に、失われた公人の記憶に迫りそうな展開になっていますが。アニメが始まる頃には新刊も出るでしょうし、気長に待ちたいです。

 

以上、13作品を取り上げました。81冊しか読んでいないのに、13作品も紹介する、と言うのは何ともおこがましい話なのですが。既存シリーズなんて、2013年も取り上げていましたし。2014年も変わらず面白かった、ということで。

今年の目標としては、とりあえず読む本をたくさん増やしたいと思います。できれば、ライトノベル以外をもっと増やせれば、何て思っています。

ブログの方は、長らく更新をサボっていましたが、2015年はブログの更新頻度も増やします。また感想記事の質を上げます。そのことで、ライトノベル作品を選ぶ参考として喜ばれるブログにしたいと目論んでいます。

2015年で7年目を迎える本ブログですが、今後もよろしくお願いします。 


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つるぎうお

あけましておめでとうございますっ。
ラノベ、小説レビュー期待しております。
わしの知らない作品に出会えるチャンスですのでー。

by つるぎうお (2015-01-01 13:28) 

takao

つるぎうおさん、コメントありがとうございます。

最近は、いうほど紹介の役割を果たせていないのですが。
色々な作品に触れ、紹介できるブログになれるよう頑張る所存です。
by takao (2015-01-01 16:40) 

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