とある飛空士への恋歌/犬村小六 [小学館]
タイトルからして、『とある飛空士への追憶』の続編か、と思わされますが、実際は舞台が同じだけで、主人公ヒロインその他もろもろは一新されてます。まあ、表紙見れば分かりますが。『追憶』は綺麗に終わってたので、安易な後日談は止めて欲しかったので、これは嬉しい限り。
ちなみに、今回はシリーズ物です。この巻では、主人公の生い立ち、ヒロインとの出逢いが描かれています。読み始めてすぐ予想出来る組み合わせには笑えました。まあ、表紙からしてそうですね。ガ報にも、イメージは「ロミオとジュリエット」と書かれてますし。
『追憶』は、読んでいてジブリアニメをイメージしましたが、『恋歌』は名作劇場のイメージでした。個人的には。まあ、2章がまんまなイメージだったからですが。しかし、いい家族です。もっとこの部分深めて欲しかった気もします。
まあ、庶民とか政府とか馬鹿だなぁ、とか、最期の母上、別人みたいだ、とか気になる部分はありましたが、全体的に良かったです。前作の期待を裏切っていませんでした。しばらくは学園生活、その後、敵が出て来て空戦展開と言うことですが、私としては二人の恋歌がどうなるか、楽しみです。
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