SSブログ

『ミハロリプレイス』/あきづきりょう [マンガ]

(あらすじ)これは、新人パイロット能幌(のほろ)ミハロの馬鹿が無茶する物語!!!
フルスロットル・ガールズ・メカアクション発進!


悪い奴らは追跡!逮捕!!鉄拳制裁!!!
時は西暦202X年。
人型戦車「ウルメンシュ」を使用し、民間警察が事故・犯罪を取り締まる時代。
ウルメンシュのパイロットを夢見る少女と天才パイロットが出会い、物語の扉が開かれる――。体力・根性・食欲なら誰にも負けないミハロ。ツンツン・クールビューティーのセレーナ。毎日がフルスロットルの二人が悪い奴らをこらしめる、ガールズ&メカアクション!(角川書店ウェブページより)

ミハロリプレイス (1) (カドカワコミックス・エース)

ミハロリプレイス (1) (カドカワコミックス・エース)

  • 作者: あきづき りょう
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/06/01
  • メディア: コミック

感想は追記にて

(感想)

久しぶりのマンガの感想です。待ちに待っていた、『ミハロリプレイス』1巻がついに発売されたので。

作者はあきづきりょうさん。最近は、アスラクラインのコミカライズをなさっていたので、個人的には久しぶりのオリジナル作品、という感じです。

あきづきりょうさんの特徴と言えば、なんと言っても独自のノリにあると思います。とにかく勢いで押していくようなノリ。乗れないと、おいてけぼりを喰らいそうですが、そのノリに乗ることができたら、どこまでも楽しいところに連れて行ってくれそうな作品世界だと思います。

また、私は密かに、熱さも作者の良さではないかと思います。コミカライズ作品でありながら、作者の大胆なアレンジを加えた『宇宙のステルヴィア』。この第11話で見せてくれた熱い展開(初佳先輩が、諦めそうになるしーぽんを励ます話)を、私は未だに忘れることができません。だからこそ、ずっと作者のファンでいるのかもしれません。ページ数が増えたことで、編集に怒られた、などありますが、そのかいが有ったような作品でした。

さて、そんな作者ですが、商業誌で発売されたオリジナル作品と言えば、正直結果が芳しくありません。初コミックスである『TICKTACK GANGAN』はどうも打ち切りっぽい終わり方。幻冬舎で出した『風のルーシー』は、個人的に1巻を読んだときに「これは傑作になるんじゃないか」という予感を感じさせたものの、2巻は明らかな打ち切り展開で残念な感じ。メディアファクトリーから出た『グレースケールチルドレン』は、意欲作であるのは感じられましたが、何かよくわからないうちに終わっちゃったなぁ、という記憶。

という訳で、好きな物としては残念な結果が続いてきました。そんな中始まったのが、この『ミハロリプレイス』です。

IMG_0318.jpg

始まりとしては、パイロット適正が最悪の少女、能幌ミハロがひょんな事から、最強のエースパイロットと呼ばれる少女、セレーナ・黛・コンステンティと出会い、パートナーとなるところから始まります。ガールミーツガールの様相ですが、物語の始まりとしては、ありがちな展開だと思います。

この出会いから、ミハロの覚醒が始まっていくという、少女の成長が物語の展開になりそうです。

IMG_0319.jpg

ちなみにタイトルですが、セレーナが乗る、第三世代型試作第一号機歩行戦車である「ヴァルキューレ ゲイレルルス」の副操縦が、AIからミハロに「書き換え(リプレイス)」されたから、『ミハロリプレイス』みたいです。

IMG_0320.jpg

ミハロは、AIの替りの者ってわけですね。

学校での戦車の操縦の成績は「久しぶりに見る」と言うくらい低かったミハロ。しかし、それには理由があって。第3世代型の歩行戦車と出会うことで運命が変わっていく、という感じです。

IMG_0323.jpg

もっとも、この巻ではそこまで描かれませんでしたが。

IMG_0324.jpg

絵柄は独特ですし、あきづきりょうさん独特のノリは健在で、好き嫌いが分かれそうな感じがしますが、個人的にはかなり好きだなぁ、と思える作品です。もう、スタートしたときにはまってしまったので、単行本が楽しみでしたが、改めて読んでも楽しかったです。

IMG_0321.jpg

改めて読むと、トトコ(メガネの娘)が可愛いなぁ、と思ったりw

この巻では4話まで収録。5話で、いよいよ、となってくることを考えると、ちょっと物足りないものを感じます。なにせ、内容としては、ヤングエース二月号までの内容を収録なので。コミックス出せる分はお話がたまっていると思うので、早く2巻が出て欲しいなぁ、と思うばかりです。予告を見る限り、これまた楽しみになる内容でしたし。

あとは、今回こそ打ち切られず長く続いてくれることを祈りたいと思います。おそらくですが、作者の話作りを生かすには、長くなった方がいいような予感がするので。乗りについて行けるか否かで好き嫌いが出ると思うので、万人にお勧めできる作品ではありません。でも、帯の「馬鹿が無茶する物語!!!」とあるとおり、ミハロが物事にぶち当たる度に、打ち破って行くのが何だかワクワクできる作品であると感じます。今後に期待しているさK品です。


ブログパーツ
nice!(12)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 12

コメント 4

大林 森

絵がとってもかわいいですね!(・∀・)ご苦労されていても次々お仕事が入るのがよくわかります。( ´_ゝ`)
by 大林 森 (2012-06-07 02:50) 

GOREN

takao巨匠お久しぶりです!ブログではw(^^ゞ

パイロットスーツいいですにゃ!←そこかいっ
トトコが好みとなw
この制服金髪黒ス・・・アニメ化すればネコが食いつくっ!
by GOREN (2012-06-08 01:27) 

takao

大林 森さん、コメントありがとうございます。

絵は結構クセがあるのかなぁ、と思うのですが、可愛いです。
ギャグ調の時も結構多い気がしますが。
コミックス、現在最高は『アスラクライン』の4巻ですので、是非ともこれで記録を更新して貰いたいなぁ、何て思っています。
by takao (2012-06-08 20:19) 

takao

GORENさんというか、猫さん、コメントありがとうございますw
ブログの方ではお久しぶりです。
久しぶりにねこさんがブログを更新してくれたおかげだよ?w

ふむふむ、猫さんはミハロですか。
ちなみに、タイツらしいですよw
ボディにぴったりとしたのが好きなんですね。
正直、アニメになるとは全く思えませんがw
さぁ、アニメになるようにコミックスを買ってくるのですw
by takao (2012-06-08 20:21) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。