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紙の本はまだ買ってます [チラ裏日記]

ギズモードの記事で興味深いものがあったので、記事にしてみます。

元記事「紙の本、まだ買ってますか?」 (クリックで記事へ)

自分も思い当たる節がある部分が多く、頷きながら読みました。今回は、このことについて自分のことを書きます。個人的な感想なので、興味がある方は追記をご覧下さい。

さて、私の状況はどうかというと、ほぼ電子書籍に移行した、と言っていいと思います。ラノベ、小説、マンガ、雑誌。ほぼ全てを電子
書籍で購入しています。アプリは、小説・ラノベはkinoppy、マンガはeBookJapan、雑誌は、〈なんとなく使い始めた)BookLive!で
す。Kindleはすごく安いものがあったときに買うくらいでしょうか。

電子書籍のメリットですが、私は4つあると思います。

1 場所を取らない
2 すぐに買える
3 お得に買える
4 寝る前のちょっとした時間に読める

この二つです。記事にも書いてあることですね。

1 場所を取らない

私は、以前は大量に本を買っていました。しかし、一時期しょっちゅう引っ越しをしていた時機があり、その時大変だったのが本を運ぶことです。また、大量に購入した本は実家に置いていたのですが、場所を取り、生活するスペースがどんどん減っていくことになりました。

その時、某ブログで「本を保管するスペースにもお金がかかっている」(うろ覚え)という文を読み、納得して、「本を何とかしないといけない」と考えるようになりました。


んな折に「ネクサス7」を購入し、電子書籍を利用するようになりました。全ての本を、という訳にはいきませんが、それでも大量の本を保存して持って行ける
ことの便利さにすぐ魅了されました。出張の時なんか、どの本を持っていこうか、あれが読みたくなるかも、という感じで5冊くらい持っていったりしていまし
たが、ネクサス7があれば、悩まなくても大丈夫です。とにかく、データをダウンロードしておけばいいのですから。『フレフレ少女』で主人公の女性が、合宿
に大量の少女マンガを持ち込んで、なんてシーンがありましたが、それがデバイス一つですむ、と言うのはすごいことですよね。

それ以外にも、本の厚さを気にしなくていい、というのもいいですよね。この前、本屋さんに行ったとき『教団X』を見たのですが、その分厚さにびっくりしました。よく『境界線上のホライゾン』が鈍器としてネタになりますが、ハードカバーの『教団X』は本当の鈍器だな、と。


して、厚いということは、手に持って読むにしても重かったり取り回しが悪かったりとするんだろうな、と考えます。そのため、実際面白かったとしても手を出
しにくいな、と個人的に考えてしまいます。しかし、電子書籍ならページ数がものすごく多くても気にならないため、面白いという評判があれば、
買ってみようかな、となるのは、電子書籍のメリットでしょう。

 

2 すぐに買える

私の住む地域ですが、田舎で
あり、かつネット書店の普及の影響からか、書店に行っても欲しい本がない、ということがあります。以前のことですが、『学園アリス』のアニメが気に入っ
て、原作を買いに走ったことがありますが、合計3つの書店をMネグって全て揃えました。また、『アスラクライン』の時は、ネット書店を使ったのですが、そ
れでも在庫なしの巻があったために、結局2つか3つのネット書店を使ったと記憶しています。

思い返せば、『ワンダルワンダリング』の4巻(最終巻)を心待ちにして色々な本屋を巡った、という事がありますし、『タイムリープ』(四六版)も色々探しまわった事がありました。『タイムリープ』じゃなくて『クリスクロス』だったかも知れませんが。

しかし、電子書籍は違います。「発売されていれば」という条件が付きますが、発売されていて、ネット環境があればどこでも買えて、いつでも読めるようになります。特に、LTEが整備され、スマフォが普及したことで電子書籍を買う環境はすごく簡単になっていると感じます。


マンガを読み始めて、続きが気になる、となっても、ベッドに入ったまま続きを購入して読める、と言うのはすごく便利であると感じます。すごく駄目になりそ
うだな、とも思いますが。つい先日も、『監獄学園』の無料版3巻まで読み始めて、あまりの面白さに17巻まで一気に買ってしまいましたし、アニメで楽しん
でいた『食戟のソーマ』を13巻まで購入しました。

 

3 お得に買える

紙の本の場合、セールということは殆
どありません。しかし、電子書籍なら色々なセールがあります。アニメ化された作品の1巻が無料だったり(『監獄学園』は3巻まで無料になっていました)。
私の使っている電子書籍サイトだと、kinoppyは、最近クーポンに切り替えているのかな、と感じますが、Pointアップセールがあります。20
倍~25倍とあり、シリーズなら4冊買って1冊Pointで買う、ということができます。また、クーポンで20%オフ、なんていうサイトもあり、『食戟の
ソーマ』は、hontoの「50%オフクーポン」で購入しました。

 

デメリットとして、紙の本より発売が遅れるところが大きいと思います。しかし、最近は「紙と同時」発売が増えているように思います。アニメ化された作品は紙と同時、という集英社みたいなところもあります。

ラノベはだいぶ事情がよくなっているように感じます。8ヶ月くらい遅れ?だったファミ通文庫も1ヶ月遅れに改善されています。新興レーベルに関しては、そもそも買っていないので分かりませんが、殆どのラノベレーベルは1ヶ月遅れで発売になってのではないでしょうか。

私の場合は、買ってもすぐに読めないこともあり、それなら1ヶ月遅れでいいか、と考えるようになり、発売が1ヶ月遅れでも気にならなくなりました。すぐに読みたいときは、紙で買えば良いわけですしね。

 

4 寝る前のちょっとした時間に読める

これについては、安眠や視力への影響を考えると問題なのですが。寝る前のちょっとした時間、電気を消したままでもスマフォやタブレットのバックライトで本を読めるのは魅力だと思います。眠くなったら、スイッチオフですぐに眠れます。

そんなこんなで、現在はこんな感じです。

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さて、本題です。紙の本ですが、以前ほど買うことはなくなりましたが、やはり買っています。どういう本を買っているかというと

1 電子書籍でリリースされなさそうな本(または、遅い本)
2 つまり電撃文庫
3 自分が手元に置いておきたい本

この3つです。事実上2つですね。

1 電子書籍でリリースされなさそうな本(または、遅い本)


イトノベルなんかは、定期的に電子書籍になることが分かっているので、発売まで待ちます。しかし、一般の書籍に関しては、いつ電子書籍になるか分からな
かったり、なったとしても遅い本があります。たとえば、感想記事で書きましたが『ハケンアニメ』は、出版社の実績的に電子書籍かされないかな、と判断し
て、紙で買いました。実際は今年の7月くらいに電子書籍版が発売されましたが、このように、いつ出るか分からないものは紙で買うしかないと考えています。
ちなみに,紙で買ったは良いけど、読む前に電子書籍版が出たためにそっちも買った本もあります。『満願』『有頂天家族〈二代目の帰朝〉』『リップステイ
ン』なんかですね。

2 電撃文庫

電撃文庫に関しては、たぶん大手レーベルの中で唯一、全ての新作が電子書籍化されていないレーベルです。作品点数をkinoppyで比較すると

電撃文庫           986件
富士見ファンタジア文庫 1493件
MF文庫J          1202件
ガガガ文庫          946件(廉価版含む)
角川スニーカー文庫    834件
スーパーダッシュ文庫   485件
GA文庫            500件
ファミ通文庫         552件

となっています。(2015年7月27日時点)

比較のために、7月の新刊点数を調べてみると、

電撃文庫          14冊 
富士見ファンタジア文庫 11冊
MF文庫J          13冊
ガガガ文庫          6冊
角川スニーカー文庫    8冊
ダッシュ文庫         7冊
GA文庫            8冊
ファミ通文庫         7冊

一月の出版点数と比べると、電撃文庫の少なさが分かると思います。


日、読みたいなぁと考えていた『いでおろーぐ!』がリリースされて、即購入したように、電子化される作品が増えているのも事実です。しかし、やはりいつ出
るか分からないもので、気になるものは紙で買うしかない現状ですので、紙で購入しています。とは言え、あまり読めていないのが現実なのですが。最近、個人
的な電撃文庫離れが進んでいますが、その原因の一つが、これだったりします。

 

3 自分が手元に置いておきたい本


子書籍のデメリットとして、まず最初に上げられるのは、「実は本を読む権利を買っているに過ぎない」ということだと思います。電子書籍ストアの閉鎖で、購
入した本がダウンロードできなくなる、という問題も実際出ていて、救済がある場合もありますが、ないこともあるようです。そのため、電子書籍ストアの選択
が重要になっています。AmazonのKindleが強いのも、「Amazonだったら撤退はないだろう」という安心感からでしょう。


際、私がメインの電子書籍ストアをkinoppyにしたのは「紀伊國屋だったら簡単に撤退してくれないはず」
という考えからですが、実際は分かりません。赤字で撤退、ということもあると思いますし、少なくても私が死ぬまで権利がサポートされることはないだろうと
考えています。

そのため、電子書籍で買うのはあくまで一回読めればいいもの、と割り切って買うようにしています。幸い、後で読み返したいと
思うものは少ないので、大抵電子書籍で買えば満足です。しかし、それでも「手元に置いておきたい」と思う本は出てきます。それは、北村薫さんの本であった
り、野村美月さんの本であったり、細音啓さんの本であったりというように、作者好きな作者だから、という理由があります。また、『レイヤード・サマー』で
あったり、『飛空士シリーズ』であったり『イリヤの空、UFOの夏』であったりというように、好きな作品だから、と言う理由だったりします。


のように手元に置いておきたい本、と言うのは、やはり紙で買うことにしています。紙の本を読めないまま気付いたら電子書籍版が出たので、電子書籍版を買っ
て読んじゃう、という事もありますが、紙の方はカバーを掛けて保存しています。死ぬ前にもう一度読み返したい、と思っている作品ばかりですが、実際読み返
せないだろうと思っています。でも、それでも大好きな作品が手元にあって、いつでも読み返せる状況は、私にとって大切だと感じます。

 

と いうことで、私は「電子書籍メインだけど、本も買ってるよ」という感じです。ただ、以前は600円程度で買えていたライトノベルが、今は700円オーバー になっていることを考えると、これからどんどん紙の本は高級品・嗜好品のようになってくるのかな、と考えることがあります。でも、たぶん死ぬまで紙の本を 買うことを止めることはないでしょう。それこそ、「まだ紙の本なんて買ってるの?」と言われるようになったとしても。
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