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二人で始める世界征服/おかざき登 [メディアファクトリー]


二人で始める世界征服 (MF文庫J)

二人で始める世界征服 (MF文庫J)

  • 作者: おかざき 登
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 文庫



本業の方が忙しくて、久しぶりの更新になります。本当に久しぶりに1冊読んだ気がして、ふり返ってみると約10日ぶり。その間にも、ネットで注文していた本ががんがん届いてますます積んでいる状態です。幸い、仕事が一段落できそうなので、これからがんがん読んでいきたいと思います。

さて、この本。ただ単に「薄くてすぐ読めそう」という理由で読みました。いや、読み始めたとき、忙しかった(と言うか、一人テンパっていた)ので厚い本を読みたくなかったのです。

で、読んでみたのですが、いろいろツッコミ所はあったのですが、全体的にゆるゆるな感じで、なかなか楽しめました。まあ、最初は「世界征服」つながりで『雅先生の地球侵略日誌』を思い出したのですが。なぜか。あっちもツッコミ所満載だったけれども、好きだったので続きが読みたいと思っているのに、続きが出ないのが残念。

タイトルからして緩い感じですが、話自体も緩くて、非常に和みました。タイトルに「世界征服」なんて銘打っていますが、ヒロイン(悪の秘密結社のボス)にその資質が全くないです。どうでもいいですがヒロイン、設定では胸が大きい、とあるのに制服着ている絵だと全くそれを感じさせないのがほほえましい。変身時は大きく描いてあるので「どんだけ着やせするのだ」と和みました。

もう一人のヒロイン、「ありす」ですが、最初はキャラ薄くて何のためにいるのやら、と思ったら、急激に存在感を増してきて、これまたほほえましかったです。まあ、でも正直いらない子の気がします。あとがき見ると、始めは完全に噛ませ犬だったようですし。そのままでも良かった気がします。今後このシリーズで続きを書こうと思ったら、今のポジションで正解かな。

そして、いいところ持って行きすぎレッドキャップ隊。笑えました。最近、脇役がおいしいところ持って行き過ぎの作品が多い気がします。具体的に名前を挙げろ、と言われるとちょっと思いつかないですが。

そしてラスト。見事作者の簡単な引っかけにかかった自分が悔しい。

本当に何も考えずに読むのにはいいと思います。考えると引っかかる部分がなきにしもあらず、という理由もあるのですが。2巻が出せそうな雰囲気で終わっているのですが、正直今後の展開としてはありきたりなラブコメものにしかならないと思うので、ここで終わっておくのがベストな気がします。いや、「リンドブルム」とか「レッドキャップ隊」とか「ドクターフォートレス」とかキャラはおいしいので、読みたくないわけではないのですが。でも、どう考えても今後の展開が読めちゃうんですよね。でも、出ちゃうのでしょう。そして、それを買って放置していそうです。

何はともあれ、楽しい気持ちをたくさんもらえたので良かったです。さて、次は何にしようか。こういう、何を読もうか考えるのも本を読む楽しみだなぁ、としみじみ思います。
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