『H+P －ひめぱら－ 4』／風見周

最近、MF文庫ばかり読んでいたいので、前回の『這いよれ！ニャル子さん』といい、なんか新鮮な気持ちになれますね。

と言うわけで、エロコメファンの方、お待たせしました。ついに読了しました。

前回、キャプしていたからラクでした。良かった良かった。

で、内容ですが。いい意味で「馬鹿だなぁｗ」という感じでした。エロ方面は、3巻がぶっ飛んでいた分、「・・・・・・あれ、あんまりエロくない・・・・・・？」って感じでしたが。私もエロ耐性ができてきたようですｗ良かった良かった。

と言うわけで、感想は追記です。

と、読んでいる内に感じたのですが、この巻は短編集だったんですね。とは言え、「パジャマ　de　おジャマ☆大作戦！」と「まさぐれ　恐怖のベッドルーム・ラリー」以外はすべて書き下ろしなのですが。と言うか、何てサブタイトルだよｗ酷いってレベルじゃないですね。で、書き下ろしの方のタイトルは「レイシア、はじめてのおでかけ。」「二人が夢に、近づくように。」って、あれ、普通のサブタイトルだ。さすがは、ドラマガ掲載。客寄せパンダですね。

内容も、ドラマガ掲載作品はエロスに、書き下ろし2編はいい話に仕上がっていると思います。 でも、やっぱりエロスに物足りなさを感じるのは、3巻がですね。アルトの自慰ですからね。あれはたまげましたよ。アルト好きなのに。

簡単なあらすじを。一番「馬鹿だなぁｗ」と思ったのが、プロローグ。恭太郎が風邪をひいた為、姫達が恭太郎を看病する、ってはなしですが、熱を測る手段が凄い。「ちち温計」に「しり温計」「もも温計」「くび温計」なるモノが登場しましたｗ描かれた部分を体に当てて熱を測る、というモノですが。作者、アホだろうｗいい意味で。いいぞ、もっとやれｗ最後のスケルトン素材のナース服を、照れながらも着たユフィナが凄く可愛いと思います。

「パジャマ　de　おジャマ☆大作戦！」恭太郎と姫達を近づける為に、ピコル師匠（悪の元凶）は添い寝をすることを画策する。姫達には指一本恭太郎に触れさせない、と言う約束の下、添い寝をすることにするが……。さすがは、ピコル師匠に入れ知恵された姫達は積極的に行動を起こす。

 

「レイシア、はじめてのおでかけ」 一人で街にお忍びで出かけたことがないレイシア。しかし、限定販売された如雨露がどうしても欲しくなり、恭太郎を連れて街に出かける話。レイシア可愛いよレイシア。センスは最悪だと思うけどなｗ

「まさぐれ　恐怖のベッドルーム・ラリー」アレスタがピコル師匠の手によって、魔法の水牢に閉じ込められた。アレスタを助けるには、5人の姫の下着に縫い付けられた鍵を集めなくてはいけない。制限時間は1時間。果たして、恭太郎は眠っている姫達の下着から無事鍵を見つけ出し、アレスタを救うことができるのだろうか。そして、こうなるｗ

「二人が夢に、近づくように。」

自分の故郷のモノ達の為にも、何としてでも女王になりたいエリス。エッチなことに疎い彼女は、子作りをする為には段階を踏まなくてはいけない。まずはキスから、と考えていた。しかし、ある日恭太郎がメルルに鼻にキスをされるのを見てしまう。自分もうかうかしていられない、と考えたエリスは、恭太郎からキスをされる為作戦を立てる。エリス可愛いよエリス。正直、5人の姫はそれぞれ可愛いですが、エリスはかなりツンデレ風味で可愛いと思う。魔法のリップでキスしたい欲望が高まっているのに、我慢できる恭太郎の精神力は化物涙と思います。それを鍛えた姉さんは、化物かｗ

 

それと、お酒によって甘えんぼになったユフィナのかわいさは異常ｗ

そんな感じですね。途中で、アルトの虚しい妄想が入っていますが。『Ｈ＋Ｐ』読んでいる人は、こんなのじゃなくて、もっとエロエロしいのを期待していたと思うんです。とんだ期待はずれだよｗ

あんまりエロくはなかったのですが、いい意味で非常にばかばかしい内容で、十分に楽しむことができました。こういう、頭を使わなくて良い作品って、重要だなぁ、と常々思います。最近は、為になる読書がもてはやされていると感じますが、もっと楽しめる、息抜きになるような読書の価値が認められていいと思いました。だからって、『Ｈ＋Ｐ』読むのもどうか、と思ったりしますがｗ

今回は、短編集と言うことで、姫様達のかわいさは十分に堪能できたのですが、反面敵も出てこなかったのが少し残念です。毎回のお仕置きコーナー、楽しみにしていたのですけどね。さて、5巻への引きとして、気になる記述が。

王仕さまの名は神来恭太郎。現代日本に生きていた高校二年生だ。

彼の後宮（ハーレム）生活は、これからもドタバタと続いていく――。

 

――誰もが、そう思っていた。（Ｐ．２４３）

これは気になりますね。え、ハーレム生活の終焉でしょうか？何か、それの手がかりとなりそうな記述がありはしたのですけども。しかし、これが男の我が侭だとは分かっていますが、この5人の姫が好きな男性は、恭太郎であって欲しい。できるなら、5人全員に子どもを産ませて、5人で女王という形にして欲しい。そうしたら、恭太郎は鬼畜でしょうけどもｗそれくらい、今の展開が気に入っているんですよね。まぁ、全員恭太郎に惚れているようなので、大丈夫だと思いますし、この作品のカラーからして、誰かが欠ける、と言う展開も無いとは思いますが、少し心配ですね。

うーん、とりあえず5巻は3巻よりエロく、を要望したいと思います。で、シリアス展開を挟みつつも、今の関係をしばらく楽しみたいですね。でも、この作品は、そんなに続けるような感じではないですね。10巻くらいで終わるのがベストでしょうか？キャラが魅力的なので、もう少し楽しみたい、そんな作品です。

それと、8月にはドラマＣＤが出るようですね。うーん、恭太郎がHTNですね。でも、ユフィナがキタエリでレイシアがサトリナですね。で、エリスが8月の番宣部長（桑谷夏子さん）で、アルトが真堂圭さん、メルルが明坂聡美さんですか。うわ、ちょっと欲しいですね。主にキタエリ目当てで。いつもは「あんたなんか、何とも思っていないのよ」みたいな態度で、ふとしたときに「で、でも恭太郎もいいところあるわよね」みたいになるんですね。うわー、かなり聞きたいですね。サトエリの声で、エッチな台詞も聞いてみたいですし。これは思わず買っちゃいそうですね。二枚組で3675円、ってのがちょっとネックですが。

それに、こっちのドラマＣＤ買うなら、普通に『ＳＨ＠ＰＰＬＥ』のＣＤドラマが欲しいですね。同日発売ですし。こっちは、雪国・舞姫を井上麻里奈さん、蜜をくぎゅ、胡蝶の宮を遠藤綾さん。さゆねを御前で、鳥子さんをあみっぺですね。うわー、これは惹かれますね。何か、ついつい二枚とも買って、ニヤニヤしている自分が容易に想像できるところが悲しいですｗ

コメント 7

アロンダイトさん、nice！ありがとうございます。

tamapu-さん、nice！ありがとうございます。

直ｃｈａｎさん、nice！ありがとうございます。

takemoviesさん、nice！ありがとうございます。

アリア・ポコテンさん、nice！ありがとうございます。
by takao (2009-08-02 08:46) 

moeさん、nice！ありがとうございます。

xml-xslさん、nice！ありがとうございます。
by takao (2009-08-02 12:26) 

Lunamariaさん、nice！ありがとうございます。
by takao (2009-08-02 20:55) 

>そして、こうなるｗ
どうして、こうなったｗｗ

by まこたま (2009-08-02 23:42) 

まこたまさん、nice！＆コメントありがとうございます。

この場面は、確か下着に縫い付けられた鍵を探さなくてはいけない。でも時間がない。メルルちゃんは深夜アニメ視聴中。恭太郎の太ももの上に座っている。どうすれば、って時に
「・・・・・・ねぇ、恭太郎おにいちゃん？眠気覚ましにえっちなことしてもいいよ」となり、それは渡りに舟だ、と言うことで、「・・・・・・それじゃ少しだけ触ってもいいかな」って事でこうなりましたｗまさに、アホだ、としか言いようのない展開でしたｗ

『H+p』アホすぎでちょっと（かなり？）エロくていいですよ。オススメはしませんがねｗ
by takao (2009-08-03 00:17) 

ロックさん、nice！ありがとうございます。

ミナモさん、nice！ありがとうございます。
by takao (2009-08-03 18:46) 

Gomarzさん、nice！ありがとうございます。
by takao (2009-08-03 21:34)