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『路地恋花 2』/麻生みこと [マンガ]

本日2回目の更新です。

 

路地恋花(2) (アフタヌーンKC)

路地恋花(2) (アフタヌーンKC)

  • 作者: 麻生 みこと
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/09/07
  • メディア: コミック

 

 


大人気なのか、五島の方では買うことができず(入荷してないだけ、と言う可能性もありw)。結局ネット通販で手に入れることができました。

京都を舞台に、長屋に住む職人達の恋物語を描いた物語の第2弾。1巻が凄く好きだったので、楽しみにしていましたが、2巻も変わらず面白かったです。

2巻には、6話から10話の5話を収録。9話と10話が前後編なので、4つの恋物語を収録、という感じでしょうか。

どのお話も面白かったですが、今回特筆すべきは、1巻でも描かれた、喫茶「夏菊」の井沢とナオミの恋の結末を描いた「夏菊 その2」でしょう。1巻でも、素晴らしい話でしたが、この「夏菊 完結編」とも言うべきこの話も素晴らしかったです。1巻で夏菊に寄りついてしまったナオミでしたが、自分のケーキを喜んで食べてくれる人を見て、フランス留学を決意。夏菊から遠ざかってしまいます。そして、残された井沢の元には、彼の運命を変える人が現れて。

もう、なんと言うか、このお話がむずがゆいというかw最後が美しくて、素晴らしいです。もう、読み終わった後に、すぐに1巻を発掘。続けて読み返してしまうくらいにお気に入りになりました。いやぁ、本当に幸せな結末で良かったですよw

CIMG8610.jpg

そして、もう一つ印象的だったのを上げるとすると、7話の「佐倉家」でしょうね。こちらは、果たして恋といえるのか、という感じの内容。はかない、と言うか淡いようなお話。しかし、最後は暗くない。きっと、彼女の中で彼の残したものが生き続けるんだろうなぁ、と言う感じで。これはこれで、一つの思いの形、という感じで好きです。

他の2編も惹き付けられるお話でした。まぁ、私の中で評価が少し落ちたのは、きっと結末がギャグ調だったから、と言う事だと思います。いや、オチは面白かったですし、笑えましたよ。でも、自分は恋物語に美しいものを求めているんだろうなぁ、そんな思いがしました。

 

2巻も素敵な話ばかりで。最近マンガをあんまり読んでない私ですが、間違いなくおすすめできる一つだと思います「叶っても、叶わなくても、恋は美しい。」と帯に書かれていますが、まさにそうですねwできたら、叶った方がそれは私も嬉しいですが、自分の全てをぶつけられるから、お互いの気持ちがぶつかって、一つになるから私は恋物語が好きだし、特別なものに感じるんだろうなぁ、そんな思いがしました。

長屋の職人の物語。出ていく人がいれば入ってくる人がいて、次々と様相が変わっています。そこに、新しい物語が生まれ、わたしたち読者を楽しませてくれることと思います。とにかく、続きが楽しみな作品です。


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プラチナ

ゴールデンタイムを近くの本屋で探したのですが、どこも売り切れでありませんでした。
by プラチナ (2010-09-24 22:56) 

takao

プラチナさん、コメントありがとうございます。

それは残念ですね。
そういえば、昨日本屋さん巡りをしたのですが(とは言っても2軒ですが)、おいてなかったような気がしますね。
結構売れている、と言う事は聞いていましたが、まさかここまでとは思いませんでした。
ちなみに、今Amazon覗いたら、Amazonは在庫があるみたいですね。
ただ、私が普段使うbk1は売り切れで、在庫がないようです。
by takao (2010-09-24 23:01) 

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