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『聖剣の刀鍛冶 5』(マンガ版)/山田孝太郎 [マンガ]

お久しぶりのマンガの感想になります。私のブログの人気記事を考えると,取り上げざるを得ないだろう,と言うことで。

聖剣の刀鍛冶⑤ (MFコミックス アライブシリーズ)

聖剣の刀鍛冶⑤ (MFコミックス アライブシリーズ)

  • 作者: 三浦 勇雄(原作)
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2011/03/23
  • メディア: コミック

ここまでで,原作3巻までとなります。アニメもここまでやってくれていたらなぁ,と感じてしまいました。セシリーの挫折。復活。ルークのセシリーへの思いが見られるようになって,だんだんよくなってくるところなのですが。

まず最初に触れないわけにはいかないでしょう。セシリーが生まれて初めて味わう圧倒的な挫折。1巻最初で,キャンベル家の剣が折れた時もそれなりに凹んでいましたが。ここまで圧倒的に蹂躙されたことはないでしょう。自分が女であると言うこと,無力感を刻み込まれるセシリー。彼女の強さの源は愚かしいまでの真っ直ぐさであると思うので,これは結構辛いです。

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何か,AAになりそうなw相変わらず,この作者容赦がないというか。原作自体,容赦がないのですが,それを見事に絵にしている,という印象です。

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一応,ぼかしを入れてみました。ただひたすら蹴られ,顔を踏まれ,殴られ。一方的な暴力に憎悪,自分の無力感を感じてしまうセシリー。

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セシリーがここまで弱さを見せることがあっただろうか,ってくらいの展開。ここは本当に辛かった。

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さらにこれですからねwこの巻,割とエロかった気がします。

ただ,ここから,自分の使命を思いだし,立ち直るセシリー。立ち直るの,早すぎないか?って気もしますがいつまでもうじうじさせていても仕方ないですしね。あくまでフィクションです。そして,その強さこそがセシリーの最大の武器のような気がします。レジナルドは,セシリーの専売特許は「魔剣」と言っていましたが。

おまけのエロシーンw

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初登場?のキャラ紹介。レジナルドです。

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ここだけ見たら嫌なヤツっぽいですが。セシリーが立ち直ったのは彼の一言からですし,実は誰よりもセシリーを買っている一人ではないかと思います。原作5,6巻の展開,とかですね。

そして,セシリーの心が蹂躙されたこの巻ですが,セシリーとルークの関係も少し変わってきています。

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団長の一言。ルークが未だに心の中で思うリーザ。セシリーはそのことを心から痛感することに。こう考えると,結構踏んだり蹴ったりですね。

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二人がこのことで,ここまで気持ちをぶつけ合ったのは初めてかもですね。セシリーはもう完全にルークのことを好きですね。この後,苦難の道が待っているというのに(ノД`)

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ルークの気持ちが,未だリーザにとらわれていることに涙するセシリー。恋する乙女ですね。

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それでも,こう言い切れるセシリーは素敵だと思います。この後,あの展開になるわけですがw

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とはいえ,ルークもかなりセシリーを意識しているようで。もうすぐしたら「俺の女」発言が聞けそうな展開ですね。

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セシリーとっては,きつい展開の連続でしたが,最後にこんなご褒美が待っているのだから,乗り越えてきた甲斐があるってものです。そして,ラストのセシリーの笑顔の美しさが素敵です。

とはいえ,セシリーにとって本当の苦難はここからも果てしなく続いていくのですが。

 

全体の感想。相変わらずの高い画力がとにかく目に引きます。コミック独自の展開,とかはないと思うのですが,とにかく原作の描写を忠実に描写しています。ルーク対シーグフリードの戦いに関しては,短いながらもど迫力。思わず息を飲んでしまうかのような展開でした。セシリーに対する暴力表現も容赦ないですし。

その一方で,可愛く描く場面はとにかく可愛く。ラストのセシリーの笑顔は,こちらまで幸せになってしまいそうで,思わず見とれてしまいました。

こんなに恵まれたコミカライズ,殆どないのではないか,と感じるほど素晴らしく感じます。これ,いつまでもいつまでも読んでいきたいなぁ,と感じさせてくれました。原作読む時間がない方は,こちらを読んで良いレベルですよ。


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ロック

結構キツイ内容ですが、
本当に絵は素晴らしいですね。
可愛いし、巨乳だし、セシリーマジ天使w

小説準拠でしょうかね。
私も読んでみようかなぁ
by ロック (2011-03-28 23:09) 

凪

この単行本は,私も購読しています。5巻はまだ未読ですけれど^^;
おっしゃるとおり,画力の高さには毎回固唾を呑む思いです。発刊が遅かろうと何だろうと待ち続けよう,そう思えた作品の一つです。

by (2011-03-28 23:52) 

カルディア

マンガ版はもう5巻まで進んだのか~。
って、触手責めもあるのかw
男勝りなセシリーのこんな状態なんて! えろいっすw

>その一方で,可愛く描く場面はとにかく可愛く
暴力表現はあるものの、その後に可愛く描いているという緩急ある運びは、キャラの魅力を引き立てる上手い流れですね~

by カルディア (2011-03-29 01:10) 

takao

ロックさん,コメントありがとうございます。

このシリーズ,登場人物に容赦がないですからねw
10巻では,遂にルークが○○して,セシリーがそれに涙する,ってところで終わっていますし。
そう,あのおしりの絵ですよw
ギャグに見えて本編はシリアスなのですw

絵は,本当に素晴らしいです。
コミカライズというと,個人的イメージだと,駆け出しで絵も今後上達する人がやる,って感じなのですが。
元々,絵には定評のある方みたいで,かなりレベルが高いです。
セシリー,可愛いし巨乳ですけど,頭が悪いですよw
自分でも言っていましたがw

今のところ,原作通りに進んでいます。
一体どこまで行くのか分かりませんが,原作を超えている部分もあると思うので,こちらだけで楽しむのもありだと思いますよ。
セシリー好きなら買って後悔はしないですw
by takao (2011-03-29 19:05) 

takao

凪さん,コメントありがとうございます。

凪さんも購読されているのですね。
とにかく画力の高さで目を引く作品ですよね。
私は原作も好きなのですが,このマンガ版も原作と同じように楽しみにしています。
原作通りに進んでいますが,できたら最後まで行って欲しいなぁ,と思っています。
by takao (2011-03-29 19:07) 

takao

カルディアさん,コメントありがとうございます。

気づいたら5巻ですね。
メインは一通り回ったから,今回はシーグフリードなんだなぁ,と妙に納得したりしましたw

個人的には,セシリーのあのシーンがどう描かれるかに興味津々だったのですが,まさか触手まであるとは,って感じでしたよw
でも,よく考えると,おっぱい胸アーマーの上から何ですよねw
ここで,セシリーは徹底的にたたきのめされたところなので,かなり弱気です。
とはいえ,その後また徹底的に叩きのめされるんですけどもw

この巻は,ラストページの笑顔がとにかく輝いていました。
このシーンのために,この巻はあったんだなぁ,と思えるような展開で。
読書メーターの感想で「このシーンを見るために,原作ファンも買うべき」って意見がありましたが,本当にそう思えるほど素晴らしかったです。

ある意味,原作を超えている,理想的なコミカライズ作品だと思います。
by takao (2011-03-29 19:13) 

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アニメ観て
なんであいつ愛が嫌いなのかなって思ってたら、、あいつ自分が不能だからかww
by お名前(必須) (2014-05-30 01:53) 

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