SSブログ

チラ裏日記「『昔と比べて最近のライトノベルが酷い』という指摘に対して思うこと」 [チラ裏日記]

チラ裏です。ネットを見ていると、定期的に「昔と比べて、最近のライトノベルが酷い。」というのを見かける感じがします。それに対して、ご要望もありましたので、ライトノベルを愛好している一人のおっさんの私見を述べさせていただきたく思います。

とはいえ、いつぞや書きましたが、私のライトノベル遍歴は非常に浅いです。具体的に書くと

第一次ラノベ熱中期:中学2年~高校1年
停滞期(シリーズものだけ):高校1年~高校3年
第二次ラノベ熱中期:27歳~現在(やや停滞期)

となります。

 

さて、昔のライトノベルと比較して、最近のは酷い、と言う指摘を見る度に私は二つのことを思います。

1 成長の過程で様々な物語と出会ったことで、面白いのレベルが上がってきている。
2 思い出が美化されている。

ということです。一つにまとめられるかも知れませんねw

まず、最近のライトノベルへの批判として多いものに「学園異能バトルものばかり」「ハーレムものばかり」というものがあります。読んでいて確かに多いジャンルだと感じますし、最近多すぎて一つのエピソードがどの作品のものだったかわからなくなることがあります(例えば、学園祭の準備で男達が「根性!」と叫びながら準備する作品はどれだったかな?とか)。

では、昔は違って多種多様なジャンルがあったか、と言われたら決してそうではなかったような気がします。私がラノベを読み始めたときは、『スレイヤーズ』が大ヒットしていて、高額納税者番付に神坂一さんが小説家ランキングに登場するような時代でもありました(少しずれていたかもw)で、その当時を思い起こしてみると、とにもかくにも異世界ファンタジーものが多かったと思います。スレイヤーズ以外にも、ロードス島戦記、クリスタニア、フォーチュンクエストなど。今では何か変な感じになっている富士見ファンタジア文庫も異世界ファンタジーものが多かったですし、今は集英社スーパーダッシュ文庫だけ残っていますが、集英社スーパーファンタジー文庫なんてものもありました。

当時、ネットがあったわけではありませんので、評判はどうだったかわかりません。しかし、もしも当時ネットがあったとしたら「最近のラノベ(と言う言葉自体なかったと思いますが)はファンタジーばっかりで酷い」となっていたように思います。

そもそも、ラノベというものは顧客の好み、ニーズに沿ったものを提供する、エンターテイメント性が非常に高いものだと思います。なので、一つのジャンルで圧倒的人気がある作品がある場合、そのジャンルの作品が増えるのは仕方ないことではないかと思います。

また、中学生の頃ラノベに初めて触れた私も今では30代。その間に他にもいろいろな作品に触れる機会が得られました。中学生の頃、「面白い!」と思っていた作品以上に面白い作品にも出会うことができました。そのため、当時読んでいたものを今でも同じように面白いと感じられるか、と聞かれたら自信がありません。

今の私のスタンスとしては、ライトノベルはアニメやマンガと同じようなエンターテイメントとしての表層的な面白さを得るもので、大衆小説は心で面白さを感じるようなもの、と感じています。ライトノベルは刹那的で、大衆小説は持続的な、と言えば良いでしょうか?あくまでも私のスタンスですが。ただ、人によってはライトノベルのノリに対してついて行けなくなることもあるのではないかなぁ、と思います。それはおそらく、成長でしょう。これをもって最近のライトノベルは、と言うのは少し違うのではないでしょうか。

さて、2つ目です。思い出の美化。これが大きいのではないかと思います。「内容は良く覚えていないけども、面白い作品が多かった」と言う面があるのではないかと思います。人間というのは都合のいい生き物で、あまり面白くないものは忘れてしまうのではないでしょうか。あまりにも強烈に面白くない作品は除きますよw

そのため、面白くない作品があったにも関わらず、それを忘れてしまって、結果として「昔は面白い作品が多かった」となっているのではないか、と感じます。 正直、昔読んでいた作品どんなのがある?と聞かれると、あれなのはあんまり出てこないのではないかなぁ、と。私も、あれなのは、1年くらい待ったあげく最後があまりにあれすぎて唖然とした『瑠璃◎伝』しか覚えていませんw

 

さて、今でもライトノベルを読み続けている私ですが、最近のライトノベルは面白いのではないかなぁ、と思っています。確かにジャンルは偏ったものは多いですが。それでも、時折凄いと思うものも出てきますし。最近のライトノベルの問題は、そんな作品があまり売れない状況にあることではないかな、と思っています。本来は、某社の「このライトノベルが~」が窓口になって、広がっていってもいいとは思うのですが。今年の見る限り、一般投票が単純に売れているライトノベルランキングになっていて。少し愚痴っぽくなりましたw

私が読んでいた頃から比べると、レーベルが増えていてレベルも上がっているような気もします。ライトノベルデビュー→大衆小説、と言う人も増えていますし(もちろんそれが、ラノベのレベルが上がっている、と言う事にはならないことは分かっていますが)。また、レーベルが増えたことでそれぞれのレーベルの個性、と言うものが生まれているように感じています。

個人的なレーベル別の印象としては以下のような感じです(ただし、読んだものだけ)

電撃→貫禄の王者にして、実はいろんなジャンルを出して、幅の広さを感じさせる。

MF→勢力を伸ばしているように見えるけど、どれも似たような作品が多くて実は個性がないような。オーソドックスが好きならおススメ。

富士見→これゾンから変な作品が増えているけども、王道ファンタジーもやっている確かな老舗。手堅い作品もアニメ化して欲しいけど、円盤売れなさそうだからないかなぁ……。

ガガガ→地雷原、と言われていたのはいつまでか。凄い作品を時々出してくるくせ者。

GA→ポリフォニカだけと言われて(以下略)。ただ、今は今で『這いよれ!ニャル子さん』と『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』だけな気がしないでもない。時々でいいから、『踊る星降るレネシクル』にも触れて欲しいんだ……。

スーパーダッシュ文庫→私的には『カンピオーネ』のイメージ。と言うか、他の読んでない気が……。

HJ文庫→とりあえず、頑張れ。『前略。~』読まないと。

スニーカー文庫→『サクラダリセット』いいんだけど、評判にならないなぁ。と言うか、最近デビューした人がことごとく消えているような印象。

講談社ラノベ文庫→あんまり読んでないから、評価は保留。ただ、ガガガと比べて、創刊ラインナップから頑張っているイメージ。

一迅社文庫→十文字青さんが好き勝手に書いて、凄い作品を書いている印象。ただ、『ANGEL+DIVE』の結末読みたかった……。最近、エロで釣ってる?

ファミ通文庫→最近、新人賞から面白い人たちがどんどん出ている印象。勢いがあるかな?と。最近は、ミステリ風味のライトノベルに力を入れているのかなぁ?

スマッシュ文庫→最近、毎月ちゃんとリリースするようになったw妹ものに力を入れるのかな?面白い取り組みだと思うけども、どうなるか。

 

結論として、「最近のライトノベルも面白いよ」と言いたいです。昔と比べて、最近のライトノベルが酷い、と感じるのならば、それはたぶん好みが変わった、と言う事だと思います。そこまで来たら、無理をせずにライトノベルから卒業した方がいいのかなぁ、と思います。ただ、売れているもの以外にも目を向けてみると、きらりと光るものがあったりするので(『テルミー』とか)、そこを見つけて欲しいかな、と思います。

最近は、ひらがな4文字タイトルとか、「~件」みたいな文章タイトルが多かったり、エロコメ?な作品が増えているような印象を受けますが。一体今後どうなっていくのか、個人的には楽しみです。また、その中からどんな素晴らしい作品が生まれてくるか、楽しみです。

まとまりがない文章ですが、個人的に思うことは以上です。なお、この記事に関しては、コメント欄は承認制にしたいと思います。打たれ弱いのでwそれでは。

 

<お知らせ>

書き忘れていた部分がありましたので、別記事として書きました。よろしければ、こちらからどうぞ。

チラ裏日記「『昔と比べて最近のライトノベルが酷い』という指摘に対して思うこと」 追記

 


ブログパーツ
nice!(20)  コメント(19)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 20

コメント 19

月宮水瀬

こんばんわ 始めまして|д・)ソォーッ

昔のが面白くて今のがつまらない、と言うのは簡単ですが
絵描きさんが自分の好みではないとか、そんなことだけでも買わない理由になりますね。
わたしは潔くでもないですが一応卒業はしました。
たまたまいまのライトノベルの流れは私にそぐわないだけなのかもしれません。
なんでも駄目とかいい切るのはどうかと私は思いますので

でわ失礼いたします|彡モサッ!
by 月宮水瀬 (2012-04-01 23:42) 

chokusin

>それはたぶん好みが変わった、と言う事
成長、感性の衰え・・・やはり嗜好が変わったと受け止めた方が自然ですかね。

ラノベも商業作品である以上、その時代の流行であったりヒットした先行作品からの影響は間違いなくありますよね。あまりに「テンプレどおり」な偏った作品は批判の対象になりやすいのかもしれませんが、例えば玩具メーカーが主要スポンサーだった時のロボットアニメも、一定の約束事さえ満たせば後は比較的自由にできるという面もあったし、そこから多くの優れた作品が生まれてきたのも事実です。

ラノベも同様にその時々に求められる要素(それが「テンプレ=約束事」でもあるでしょう)を満たせば、後は作家が自由にやりたいことが出来る。そんなジャンルでありフィールドなのかなあ、と遠巻きに眺めつつ感じています。

自分は距離を置いてしまいましたが、追い続けることで、数をこなすことで見えてくるものが間違いなくありますから、takaoさんのレビューはこれからも楽しみに読ませていただきます。長文失礼しました。
by chokusin (2012-04-01 23:44) 

る〜

こんばんは~

確かにMF文庫は何やら同じようなの多いですね。
少々食傷気味かもしれません。
その為、MFは最近あまり買っていないですね~。

by る〜 (2012-04-01 23:49) 

つるぎうお

ラノベは、楽しんだものが勝ちの様な気がするのですね。
スペオペSF好きからすると、あんだけ出版されるのはいいなぁ。と思ってしまう。
こちとら、マイルズの新刊が出ただけでよろこんじゃうんだぞ。

by つるぎうお (2012-04-02 00:01) 

takao

月宮水瀬さん、初めまして。コメントありがとうございます。

なるほど、イラストレーターの好み、というのもあるかも知れませんね。
イラストレーターで売り上げも結構変わる印象がありますし。

個人的には、読書も数あるエンターテイメントの一つなのだから、好きだったらどんどんやればいいし、合わなければ自分の好きなことをやればいいと思っています。

>なんでも駄目とかいい切るのはどうかと私は思いますので

これが一番大切かも知れませんね。
私も、どこがダメなのかハッキリ言えるようになりたいものです。
できるだけ、客観的に。
by takao (2012-04-02 00:06) 

takao

chokusinさん、お待たせしました(^^ゞコメントありがとうございます。

一体約束して実際書くまで、どれくらい時間かかっているのか、と。
しかも、内容はたいしたことないしw
以上、自虐でしたw

私としては、嗜好の変化、が一番大きいと思っています。
人生経験重ねれば、絶対変わるはずですし。
むしろ、10代で感じたことと3、40代で感じる事は絶対違うはずだと思います。
だからこそ、同じ作品読んでも感じる事が変化するのですし。
それこそが読書の本質のはずだと思います。

大衆小説はどうかわかりませんが、ラノベは絶対的に流行の影響が大きいと思います。
小説よりも、マンガ、アニメと近しい存在だと。
売れるべきテンプレートを押さえつつ、どこで個性を出していくかが作者の力の見せ所なんでしょうね。
ただ、その個性の部分がまたすぐにテンプレートになってしまうのが、今のラノベの批判されるべきポイントかも知れません。
残念系、とかですねw


>例えば玩具メーカーが主要スポンサーだった時のロボットアニメも、一定の約束事さえ満たせば後は比較的自由にできるという面もあったし、そこから多くの優れた作品が生まれてきたのも事実です。

むしろ、どのお約束を破るか、と言うのも検討の余地があることかも知れませんね。
例えば、この前「ゴーバスターズ」を少しだけ見たのですが、敵の怪人がいて、巨大ロボットがいて、戦隊側がロボットに乗り込むのと怪人と戦う人間に戦うのと分かれて戦っているのが新しくて面白いなぁ、と思ったことがあります。
ラノベでも、お約束破りの作品が増えると面白いんですけどねw

『テルミー』1巻にありましたが、ラノベって本来もっと自由であるべきジャンルだと思うんですよね。
それこそ、SFを取り込み、ミステリの上ずみを取り込み、ファンタジーを取り込み、のように。
ただ、今は流行を追い求めすぎて作家が自由にやりたいことができる、と言う雰囲気はないかも知れません。
MF文庫Jなんて、明らかに編集者の介入があるかのように同じ作品ばかり出ていますし。
それで、一定の売り上げが生まれているから正解と言えば正解なのでしょうけども。

ただ、今のテンプレート作品の状況見ていると、傑作、と言われるものが出にくいのかなぁ、と思っています。
最近、「凄い」と思った作品は、テンプレートから外れていることが多いですしねw

ハハハ。
どこまで期待に応えられるかわかりませんが。
個人的には、これで一つのキャリアアップに繋がればいいなぁ、と思ってやっているので、どこまでやれるかw
期待に応えられるような感想が書けると良いのですが(^^ゞ
頑張りたいと思います。
ありがとうございます!
by takao (2012-04-02 00:20) 

takao

る~さん、コメントありがとうございます。

MFは似通ったものが多いのが特色かなぁ、何て思っています。
そうすることで、ある程度の売り上げが見込めるので、レーベル的には正解なのかも知れませんが。
実際、一時期電撃に迫っていたように思いますし。
ただ、今のを続けても傑作が生まれないように思います。
私も先日、レーベルごとの傑作を考えてみたのですが、MFは出てこないんですよね。
是非とも、名作と呼ばれるような作品が生まれて欲しいなぁ、と思っています。

最近読む量が減った、と言うのもありますけども、私もMFはあんまり読んでないですw
出版点数自体は多いんですが(^^ゞ
by takao (2012-04-02 00:23) 

takao

つるぎうおさん、コメントありがとうございます。

>ラノベは、楽しんだものが勝ちの様な気がするのですね。

私も詰まるところはこれだと思います。
所詮、ラノベを読むのも趣味の一つ、エンターテイメントの一つであると思います。
だから、好きならどんどん読めばいいし、最近の作品は違うな、と思えば、文句を言わずに離れればいいのでは、と思う次第です。
私なんかは、最近マンガ読む時間すらラノベに使っていますw

SF、随分規模が縮小してしまいましたよね。
スペオペ、となるともうかなりレアな感じがします。
それを考えると、これだけ出版されるのは幸せなことなのでしょうね。
by takao (2012-04-02 00:29) 

サトウノゴハン


twitter上で連載され大きな話題を呼んでいる「ニンジャスレイヤー」は
pixivの絵描きさんやニコニコの動画作成者さんを巻き込んで
東方、ボカロじみたマッシュアップを起こしはじめています。

サイバーパンクという、本来ならマイナーなジャンルの小説なのですが…
この作品の動向は割と注目すべきかもしれません。
by サトウノゴハン (2012-04-04 17:43) 

takao

サトウノゴハンさん、コメントありがとうございます。

Twitter上でそんな作品が人気になっているんですねw
すみません、私自身が他の情報サイトから情報を求めないので、全然情勢を知りませんでした(^^ゞ
お恥ずかしい限りです。

Twitter上で連載、と言われると、2011年にスーパーダッシュ文庫から『少女と移動図書館』が出版されたのを覚えていますが。
最近は人気ウェブ小説がライトノベルから出版、と言う野も時折見られますが、その次がTwitterなのかも知れませんね。
Twitterからの小説、と言うのは今度どのような盛り上がりを見せるのか、と言うのは注目だと思っています。

一度人気を落としたSFが、今でもライトノベルで生き続けているように、サイバーパンクがTwitter小説→ライトノベル化で人気が出たら面白いですね。
by takao (2012-04-05 00:28) 

鈴音夜九曜

現在40代前半のおっさんですw
他の方がおっしゃる通り嗜好の変化が主な理由であるのだろうと思うのですが、
他に時代の変化もあるのあろうと思う次第です。
かつて、昨今ラノベと呼ばれているものが、まだジュブナイルやヤングアダルトノベルという呼ばれていたころ。ファンタジーが主流を占めるよりもまだ前の話。そのころの主流はSF寄りのものが多かったですよね(伝奇SFも含めて)
その頃ネットが普及していたら「最近は小難しさを装ったSFものが多くて酷い」とでも言われていたかもしれませんね。
後、違いがあると知れば圧倒的な出版点数の違いがあるのではないでしょうか?
「SFの90%はクズである。ただし、あらゆるものの90%はクズである」というスタージョンの法則でぶった切るのは少々乱暴ではあるのですが、それを仮に適用すれば、いつかの時代に月50冊のラノベが出ていたとすればそのうち酷いものが45冊になりますね。
しかし今は少女ジャンルも含めれば月200冊にも届こうかという程にラノベが刊行されています。(今年3月刊行のものを数えていて途中で嫌になったので200冊としましたww)すると酷いものは180冊ということになります。
いつかの時代には月45冊刊行されていた酷いものが180冊になれば、それは酷くなったようにも見えますが、良書が5冊だったものが20冊に増えるという見方ができます。そう、良いものも比率としては増えているはずです。
しかし、毎月これほど刊行されていたら、全部チェックするのは無理!
私のようなおっさんではスマッシュ文庫やKCG文庫のような最近立ち上がったレーベルなど、あえて見なかったことにしたいです。(でも講談社ラノベ文庫には手を出してしまった。なじみの作者がラインナップされていたもので。でもまだ読めてはいない(爆))
それにネットが普及した現代では、それほど酷いものではなくても、自分に楽しめないだけで簡単に「酷い」と言ってしまえます。人は容易にその言葉に囚われやすいのでしょう。自分で判断する時間も限られているでしょうから。
そんな中で何とか自分のお気に入りをを見つけて楽しんでいければいいですね。
…最近は作中の人物の反応を見るにつけ「ハハハ、わけぇなぁwww」と思うことがしばしばありますがw
by 鈴音夜九曜 (2012-04-05 00:29) 

Gomarz

takaoさんこんばんは。ゴマパパです。

いやー、懐かしいタイトルが出てますね。
私もその当時ラノベにはまりましたね。
他にも風の大陸とかアルスラーンとかワースとかゴクドーくんとか。

私もここ数年またラノベを読むようになりましたが昔ほどがっつり
はまる作品はなくなったなーという印象があります。
おもしろいのもありますけど内容がうすっぺらいのも増えたかなと。

あと気になるのはタイトルかなー。
タイトルで読者に興味を持たせたいのかもしれないですが、
なんか似たようなタイトルが多くて。。

あとたくさん出過ぎて何を根拠に選んだらよいのかがわからなかったりもしてますw
ということでtakaoさんの書評は結構参考にしてますのでこれからもよろしく!

by Gomarz (2012-04-06 22:51) 

takao

鈴音夜九曜さん、コメントありがとうございます。

おぉ、私より年配の読者様ですね。
正直、若造の意見でお恥ずかしい限りです。

>そのころの主流はSF寄りのものが多かったですよね(伝奇SFも含めて)

ダーティーペアのころとかですかね?
結局、評判という意味では、今はネットの普及が大きいのかも知れないですね。
その当時、誰もが感じていても集約することがなかったものが、今はネットの普及で意見の集約がしやすくなった、と言う面が。

そして、出版点数の意見も納得です。
ただ、今はネットで意見が拾いやすくなった為か、そこまで酷いのもあんまりないような気がします。
平均化、と言うか、レベルが均一化してきたというか。
ただ、その分傑作というものもあんまりない気がしますね。

>しかし、毎月これほど刊行されていたら、全部チェックするのは無理!

それはありますね。
私も、KCG文庫とか、最近出てきたレーベルは全く手が出せていません。
最近は読む冊数が減っている、と言うのもありますが。
タイトルや挿絵で差別化もできませんし、なかなか選ぶのが難しいですw

ネットの評価にとらわれる、というのはあるかも知れないですね。
後、出版点数が多いため、ライトノベルは好きだけど読む時間が少ない人orお小遣いが決まっている人が、ネットで評判のラノベに群がる→このライトノベルが凄いの一般票が、ただの売れてるランキングになる、と言うのがあるような気がします。
本当は、自分で読んで自分のお気に入りの一冊を見つけられたらいいのですが。
それもなかなか難しい気がします。
中学生の時、お気に入りのライトノベルに会えた私は、かなり幸せなのでしょうね。
私も、少しは参考になれば、とこんなブログをやっておりますが。
難しいです。

>…最近は作中の人物の反応を見るにつけ「ハハハ、わけぇ
>なぁwww」と思うことがしばしばありますがw

それはあるかもですねw
私も「あぁ、青春だなぁ」と思うことが多くなりました。
今の私では絶対にできない、と言うw
by takao (2012-04-07 00:44) 

takao

ゴマパパさん、コメントありがとうございます。

私が読み始めたのが、フォーチュンクエストですからねw
でも、実は『スレイヤーズ』も『ロードス島戦記』も読んだことがなかったりw
『クリスタニア』をGAO連載のマンガで読んだくらいですか?
『爆裂ハンター』とか読んでましたよ。今思い返すと、電撃ばっかりでしたw

内容が薄っぺらいのはあるかも知れませんね。
最近は、長期シリーズにしよう、というのがあるためか、なるべく引き延ばそう、と言うのがあるかもです。
『お兄ちゃん~』とか、どれだけ引き延ばすのか、とかw

タイトルは、インパクトを与えた作品をすぐにパクる、という構造があるのでしょうね。
の割に、もしドラみたいなタイトルは少なかった気がしますけどw
『もしも名門校の女子生徒会長が~』くらいですかね?
最近は、文章みたいなタイトルが増えている感じですが、一体何がそうさせるのか?w

私も最近読む冊数が減っていますし、感想書かなかったりしているので、申し訳ないですw
少しは参考になれば、と思いつつ。
今後、よりいっそう励みます!
by takao (2012-04-07 00:52) 

あんどう

昔はソノラマ文庫などSF寄りの作品が多めのシリーズがありましたね。
当時は話がムチャクチャでもwある程度許される土壌があったと思います。(心当たりのある作品がいくつかw)
今は実験作のような小説は、同人誌でもないと出せないですよね。
by あんどう (2012-04-08 15:09) 

takao

あんどうさん、コメントありがとうございます。

こんなこと言われたら、SF好きには怒られそうですが、「SFだったら何でもいい」みたいな風潮があったのかも知れませんね。
比較的表現も寛容だったように思いますし(腐女子に対する暴行とか)

たしかに、同人誌発表の場が大きくなった、と言うのもアルかも知れないですね。
それこそ、ブログなんかでも発表できるようになりましたし。
その中で、読者の目も鍛えられて、よっぽどなのは出版できなくなったのかも知れません。

まぁ、読者が特定の傾向の作品を好むようになって、特定の傾向の作品が増えているようにも思いますが。
by takao (2012-04-08 21:00) 

あんどう

私はそれほどSFに詳しい方ではないです。
でも、そんな私にも当時の「SFの定義」に関する議論は漏れ聞こえてきました。
個々の作品に対して「この作品はSFか否か」という議論が非常に活発に行われていました。当然知識を持ち合わせていなければ議論に参加できませんので、当時はみんな勉強家の読者が多かったですね。
「SFだったら何でも良い」というよりも「面白いんだけどSFではないかも?」という作品に対する議論を見るのが楽しかったです。
今やそんなことを語り合うのはナンセンスみたいな風潮になってしまいましたがw
あと、ファンタジーに関してはTRPGの影響も大きかったと思いますよ。
by あんどう (2012-04-08 23:21) 

takao

あんどうさん、コメントありがとうございます。

私、ラノベに目背めたとき、すでにSFが流行から外れていたのでよくわからないんですよね。
ただ、SFの定義の論争については聴いたことがあります。
なるほど、最近「ライトノベルとは何か」と話したことがありますが、どのジャンルにせよ通る道なのかも知れませんね。

TRPGの存在も忘れていましたね。
私、これやったことないんですよね。
リプレイなんかも売ってましたけども、読んだことないですし。
ただ、ここら辺からの流行も確かに忘れてはいけないポイントですね。
by takao (2012-04-09 01:19) 

通りすがった

ので一応
趣味の変遷や美化はあるにしても昔の方がいろんなジャンルがあったのは事実ですよ
スレイヤーズの時代に異世界物が多かったのではなく異世界物が目立っていた=売れていたって事です
そして美少女もの等売れているジャンルに絞り売れないジャンルはあまり出さなくなる
さらに売れているジャンルの中からさらに売れやすい物にしぼり売れてるジャンルからはそこそこ出すが売れないジャンルは出さなくなる
しかし売れないジャンルでも好む人は居るのでそれをターゲットにする所が現れる。これはちょうどメディアワークス文庫がそんな感じですね
ゲームだってRPGでもキャラ重視や恋愛要素を取り込んだ物がほとんどでWIZ系やローグ系はあまりみなくなり(が多少は出る)シューディングなんかは壊滅に近いのと一緒です
by 通りすがった (2013-12-25 10:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。