C3 ―シーキューブ―2/水瀬葉月 [アスキー・メディアワークス]
呪われた道具と、呪いが効かない少年の物語の第2巻。今回は、全体的にエロかったです。と言うか、紛らわしい表現が多いというか。そういう表現は、ニヤニヤできなくなってきましたが、嫌いではないので楽しめました。しかし、そこにきっちり挿絵を入れてくるあたりがプロの仕事ですね。そして、さそりがためさんの絵が非常にかわいらしくて良かったです。この巻で一番のお気に入りの絵は、裏表紙のこのはのイラストです。
作者によると「萌えとエロと微グロが満載、と言うことでしたが、今回微グロ分が少なかったですね。1巻のグロが気に入っただけに、そこは残念。同時に狂気分が足りなかったなぁ、と感じました。前回のピーヴィーのイカレ具合がツボだっただけに、そこは残念。その分、萌え分とエロ分が多かったのでいいかな、と思いますが。
なによりエピローグの
「ずっと――してるの?」
このはは微笑で答える。
「ええ、ずっと――誰にも負けないくらいの、昔から」(P.278)
だけで、もうすべてが許せました。ああ、このは可愛いなぁ。
と、このは派の私としては、大満足の巻でした。とはいえ、フィアも錐霞も可愛かったです。ですから、どのキャラが好きな人でも満足できると思います。グロ分もあるので、免疫のない人にはきついかも知れませんが。1巻の第4章以降とかですね。しかし、萌えとエロ好きの人にはお勧めだと思います。同じレーベルだと『れでぃ×ばと!』好きで、グロOKな人は是非。
2008-08-24 23:40
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