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とらドラ・スピンオフ2 虎、肥ゆる秋/竹宮ゆゆこ [アスキー・メディアワークス]


とらドラ・スピンオフ〈2!〉虎、肥ゆる秋 (電撃文庫)

とらドラ・スピンオフ〈2!〉虎、肥ゆる秋 (電撃文庫)

  • 作者: 竹宮 ゆゆこ
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2009/01/07
  • メディア: 文庫



本編はいよいよ3月発売の10巻でクライマックスを迎えることになったとらドラ!ですが、その前に一息、というか一儲けと言うことか、『電撃文庫マガジン』で発表されていた作品に独身の書き下ろし話を加えた短編集の発売となりました。私も、『電撃文庫マガジン』は購入していたものの、『虎、肥ゆる秋』しか読んでいなかったので、全部読んでみました。

最近の本編はいよいよクライマックスに向けシリアス路線進行中の反動か、今回の短編集は全体的にコメディ分が強い内容となっていました。こんなに笑える『とらドラ!』は久しぶりな気がしました。現在のシリアス路線も好きですが、やはりコメディ路線もいいなぁ、と改めて感じました。

内容は、竜児と大河が主役となる短編が『虎、肥ゆる秋』、『THE END OF なつやすみ』、『秋が来たから畑に行こう!』の3編。春田が主役の物が『春になったら群馬に行こう!』の1編。独身が主役の物が『先生のお気に入り』の1編となっています。

どれもこれもなかなかにおもしろくて、存分に堪能しました。『虎、肥ゆる秋』はやっぱりいいなぁ。思わずばかちー派になってしまいそうです。これ読んでいると。本当に10巻で完結だと、ばかちーのターンは来ない気がするのですよね。本当に、不憫なばかちーです。まあ、ここで少しいいことがあったのが救いなのでしょうか。個人的には、ばかちーが救われる形のルートも描いて欲しいなぁ。無理でしょうが。

『春になったら群馬に行こう!』は、春田が本当にいいやつに思えてきますね。そして独身、正直だ。そして、春田がこうなってしまったら、能登が不憫に思える不思議。

『先生のお気に入り』は、どこら辺がお気に入りだったのかなぁ。今回の短編集では一番シリアスだった気がします。独身もこのとき、間違えてなかったら、独身でなかったのか、と思うとこれまた不憫です。まあ、人生過ぎ去ってしまえば笑い話だよね、といった感じで。当人としては、笑い話で済まされるような物ではないのでしょうが。独身も幸せになってもらいたかったなぁ。

今回の短編集は久しぶりにコメディ分を補充できました。さて、このあとはいよいよクライマックス、竜児と大河がどうなるのか、本当に楽しみです。

そして、個人的にはアニメ版がどこまでやるのかも楽しみです。なんか、てっきり5巻までにしておいて、評判見て2期で完結、と思っていたのですが、どこで終わるのやら非常に気になります。8巻で終わって、「続きはOVA(ODAかな?)で」となっても、あれですしね。アニメオリジナルの展開で終わられてもなぁ、という気がしますし。今のところ、かなりハイペースなものの、おもしろいので楽しみにしたいと思います。最初のあの絵を見たときはどうなることかと思ったのがとても懐かしいです。
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