ANGEL+DIVE 3.LOVENDER/十文字青 [一迅社]
アクセス解析で、検索ワードを見ていると、案外目立つのがこのタイトル。で、実は読んだのはかれこれ2週間以上前になるのですが、思い出して感想を書いてみます。
今回の表紙、またカラー扉最初の絵を見て分かるように、今回は春と桜慈の恋愛物語が中心として描かれています。その中で、夏彦がどうしてこんなに受動的な人間なのかも明かされたりして、そして、いきなりの急展開。なかなか見所の多い巻だったと思います。反面、依慧の出番が少なかったのがちょっとした不満でした。例の運命の少女も出番少ないですし。
それにしても、今回は少々内容が重かったような気がします。まあ、原因は夏彦の死生観だったりするのですが。それと、いきなりの急展開の末、たどり着く衝撃の(ある程度予想できるのですが)結末。そして、そのまま終わってしまうと言う後味の悪さ。まあ、今回の巻が未来の夏彦に繋がるという意味では重要だと分かるのですが、もう少しラストをどうにかしてくれるとうれしかったなぁ、と思います。
ま、それにしても「ああ、桜慈みたいに思えるような恋をしたいなぁ」とか思ったりするから、未だにこのような体たらくなのだろうなぁ、となんだか残念な気分になりました。
さてさて、本書の最後に「物語は新たなるステージへ。」ということだそうです。その名も『ANGEL+DIVE CODEX』。楽しみです。
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