まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん [文藝春秋]
初の携帯から更新です。今後増えるかも。
さて、先日第140回芥川賞・直木賞が発表されましたが、本作は第135回直木賞受賞作です。
本作が初の三浦しをんです。今月の『ダヴィンチ』の特集もあり、変な偏見があったのですが、大変失礼しました。非常に上手い作家だなぁ、と感動しました。いや、表現がいちいち上手いなぁ、と。
内容は、うーん面白いけど、私にはイマイチぴんと来ませんでした。『4teen』みたいだなぁ、とは思いましたが。この作品読んでて気づいたのですが、私は恵まれていて幸せだから、文学作品にピンと来ないのだと思います。だけど、日常以外の刺激が欲しいから、ラノベは大好き何だろうなぁ、と。
閑話休題。多分、文庫版解説のように、本作の主題は「幸福の再生」だと思います。だけど、まあピンと来ないのはまだまだ人生経験少ないからだろうと思います。面白かったからいいですけど。もう少し年をとったら、違う感想もつのかもしれません。多田や行天くらいの年になったら、再読してみようと思いました。
しかし、あからさまでないにせよ、多田と行天の関係の描き方は、流石だなぁ、と感心しました。
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