『這いよれ!ニャル子さん 2』/逢空万太 [ソフトバンク]
昨日、やったテニスで疲れ果てて、一日中眠りについておりました。おかげで、見ようと思っていたテニプリの波動球回は見逃すし、『夏目友人帳』の録画は忘れているしで、最悪な気分を過ごせました。やっぱり、体力がない人間が無理をするモノではありませんね。いや、そもそも睡眠不足でスポーツに挑むのが間違いなのですが。
そんなわけで、今日こそ本読んで、『あぃまぃみぃ!ストロベリーエッグ』の2話見て、と考えていた計画が台無しですwとか思いつつ、何とか1冊は読み終えることができました。
ネタ小説だと思って油断していたら、結構読むのに時間がかかってしまったのが悔しいですね。ニヤニヤ笑いながら読むことができたのですが。
と言うわけで、感想は追記にて。
さて、序章からシリアスな展開。地球の神々がいきなり全滅って展開からスタート。これって良いのか、と一瞬思ったのですが、そう言えば、このシリーズで言う旧支配者とか外なる神々って、宇宙人の種族でしたね。ニャルラトホテプ星人とか、クトゥグア星人とか。今のところ出て来ていないけど、そのうちアザトース星人とかも出て来そうですね。全く、ラブクラフト御大も、草葉の陰で泣いていそうですw
とは言え、日常パートは相変わらずのネタ満載感ですね。最初の方なんて、ネタの部分ごとに付箋を貼って行ってたら、付箋だらけになりそうだったので、途中からやめましたwだって、マイページ出てくるんですから。ネタも「・・・・・・くっ!ガッツがたりない!」(P.28)って私たち世代の懐かしいネタから、「お付き合いを前提に結婚って事でいいじゃありませんか」(P.20)って、微妙に『おねてぃ』を思い出させるようなネタ有り、108式まである宇宙CQCのナンバリングが「私の宇宙CQC、劇場版!」(P.47)ってぶっ飛んだネタまであり、非常に笑わせてもらいました。
ところで、この物語、分類すると何になるのかなぁ?ラブコメ要素もあるのですが、ニャル子がイクラ言い寄っても、主人公の真尋はすげなく答えるどころか、フォークで攻撃していますし。ラブ要素は皆無と言っていい感じですね。それなりにニャル子に赤面するシーンもありはするのですが。 それを上回るニャル子のウザさがダメなんだろうなぁwと思ったりします。確かに、読んでいたらおもしろいですけど、近くにいたら確実に殴っているだろうなぁ、と思うほどですし。
そして、今回からは予想通りというべきでしょうか、前回出て来たニャル子ラブのクトゥグア星人が仲間になりました。このクーちゃん、ニャル子ラブ過ぎて笑えましたよ。ここまで直接的な行動に出るとは思いませんでした。クトゥグア星人の加入によって、パターンをふやせたのは、このシリーズにとって大きなプラスではないかと思います。
さらに意外と良かったのがマスコットキャラの登場。その名も、シャンタッ君。それがこれ。
馬面に、コウモリのはね、鳥の体ともう可愛らしい要素だらけですねw嘘ですけど。でも、見ているウチにだんだん可愛く思えてくるのは、狐印さんの技のなせるところでしょうかw今後の活躍に期待です。
ギャグ満載だった序盤とうってかわって、後半は結構シリアスな展開に。今回の敵はまさかのニャル子の兄。まぁ、確かにこんな妹がいたら、兄貴も大変だったろうなぁ、と思います。しかも、こんな型破りな妹なのに、成績は優秀だったようですし。兄としてはたまったモノではないですねw
意外と熱いバトルでしたが、最後の締めは相変わらずの残酷非道ぶり。今回のこれは、ちょっとひくレベルですし。これ、絶対ニャル子が悪役だと思いますw兄貴、浮かばれないなぁ。まぁ、ダメな兄貴なんですけども。
最後の最後は、予想通りの大団円というか。地球の危機というかwまぁ、真尋さんが身を挺して地球を守ってくださることを祈りたいと思いますw
ニャル子、外見だけは可愛いんですけどね。まぁ、所詮は這いよる混沌、無貌の神、ニャルラトホテプ。この姿が本物であるわけがないので、騙されちゃいけませんよねw真尋さんも言っていますけども。何より、こいつそこいらの悪党よりも悪党ですしw
1巻に引き続き、かなり楽しむことができました。クトゥルフ神話が大好きな人が読んだら、卒倒しそうな内容ですが。まぁ、意外とこう言うのに寛容な日本人の精神を期待しましょうw
と、まこたまさんの期待に応える為(ぉぃ)に、エロいところを探していたのですが、あんまり見つかりませんでした。残念w一応、最後に狐印さんによる設定画のページがあったので、そこを紹介します。
まぁ、ここだけ読んだら一体どんな小説なのか分からないですね。フルフォースフォームって何だ?って感じですしね。なるほど、絵描きさんはこうやって設定を作るのか、と思ったりしました。しかし、最近最後にイラストレーターのコメントや設定画が載っているラノベが増えましたね。あとがきスキーとしては嬉しい限りです。描き下ろしのイラストってのもいいですしね。
と、最後まで読んでいただいた方にちょっとだけサービス。白黒ページを探していて、「まこたまさんが喜んでくれそうなの、ないなぁ」と思っていたのですが、カラーページを見落としていましたよwと言うわけで、少しスキャンに失敗して汚いですが、載せておきます。
さすが狐印先生だぜw
小ネタ好きには楽しめる一品だったと思います。って、最近そんなのばっかりですねw
さて、次はいよいよあの作品ですよ。プロローグだけ読みましたが、あまりにアホな内容過ぎて笑えてくるやらなにやら。さて、今日中に読み終えられるかな?
つるぎうおさん、nice!ありがとうございます。
優先さん、nice!ありがとうございます。
xml-xslさん、nice!ありがとうございます。
アロンダイトさん、nice!ありがとうございます。
U3さん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-08-02 01:50)
ロックさん、nice!ありがとうございます。
アリア・ポコテンさん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-08-02 08:27)
kunさん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-08-02 09:52)
cherryhさん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-08-02 21:00)
まこたまさん、nice!ありがとうございます。
おどんとグリフスさん、nice!ありがとうございます。
Gomarzさん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-08-03 21:35)
chokusinさんnice!ありがとうございます。
by takao (2009-08-04 00:26)
noriyukiさん、nice!ありがとうございます。
by takao (2009-08-05 06:55)
クトゥルフ神話好きだけどニャル子も好きですよ。
ええ、初版で2冊づつ買うくらい・・・。
by Я (2009-09-03 13:49)
Я さん、コメントありがとうございます。
初版で2冊ですか。それは凄いですね。私は残念ながら1冊しかかっておりません。好きなんですけどね。クトゥルフ神話も触れてみたい、と思いつつなかなかそこまで行き着けていません。この作品、クトゥルフ神話神話好きから見たら、激怒するか笑って許せるか、だと思ったので非常に参考になりました。ありがとうございます。
by takao (2009-09-03 18:56)