『僕は友だちが少ない 4』/平坂読 [メディアファクトリー]
つい先日のこと。
「さて、ライトノベル読むぞ」
「ん?」
orz
と言う訳で、現在たまっているライトノベルを順調に消化しているところです。
こんな感じで、特に読みたい作品を決めて狙い撃ちですwこれを、今月中に消化できたら、そう思っていますが、どうでしょうか?無理かなぁ。
先日、1冊目の『カンピオーネ!Ⅶ』の感想を書きました。で、本日は2冊目。『はがない』の愛称で、人気急上昇中。某所では、「ゼロを越えちゃったよ」とか言われているこの作品です。
確かに、売り上げは『ゼロの使い魔』よりこっちの方が上だったような。ですが、あっちは今19巻ですからねw単純比較できるものでもないだろう、と思ったりします。
さて、それはさておいて、はがない4巻です。3巻ラストでは、夜空が髪をばっさりカット。そのことによって、昔大切な友だちだったソラが夜空だったことが判明する、と言う風雲急を告げる展開で終えたのですが・・・・・・。
とりあえず、髪を切った夜空が可愛すぎてワロタw
小鷹が、夜空のことをソラだと気づいて何か新展開が!ラブコメ展開か!と思ったのですが、そんなことなく(いや、多少は今までと違うところはありましたが)いつもどおり楽しめました。
今回は、10本のお話、といつもと比べて少なめでした。3巻とか、やたら多かった印象があるので(うろ覚え)、その反動ですかね?
相変わらず、キャラクターが残念で、そんなところが楽しかったのですが、今回は特に序盤、志熊理科がブレイクしていたような感じがしました。もう、キャラが濃いw
「腐ォォォォォォォォォーーーーーーッ!!」(P.42)
やら、
「ユニバァァァァァァァァァァス!!」(P.47)
は、大爆笑してしまいました。もう、興奮しすぎだろう、と。なんで、ハリーなんだよ、とw小鷹の言うように、黙っていれば美人なのにwハイパー腐女子なところとか、メカ×メカもの好きとか、残念要素が凄すぎますねw
そして、今回はなにげに新キャラも。新キャラが登場した、と思ったのに、美人なのに恐ろしく下品だったり、恐ろしくシスコンだったりと、やっぱり残念。でも、隣人部の部員に比べたら、コーラ飲んでゲップしたり、人前で放屁したりするくらい、大して残念じゃないんじゃない?と思うのは自分だけでしょうかw
それと、今回はようやく夜空の良いところが見られたかな、と言うような気もします。個人的な感想だと、星奈は残念だけども、頑張れば許容範囲かなぁ、と言う感じがしていたのに対して、夜空ってあまりに性格が残念すぎて、「なしだな」という感じでした。ところが、どうでしょう。
「・・・・・・そうか・・・・・・、友達同士でもキスするんだ・・・・・・」(P.146)
とか、
「だめーーーーーっ!!」 (P.253)←状況は読んでのお楽しみw
とか、「あれ、可愛いところあるじゃないか?」と感じました。
そして、今回のラスト。前回は「4巻は夜空のターン!!」な感じのオチでしたが、今回は、「星奈のターン!!」なオチとなっていました。と言うか、そうなるわなw読んでいて、予想していたとおりの展開でしたwまぁ、個人的にはこのまま星奈とくっついた方が良いような気もしますが。私だったら、星奈を選びますしw
もう、おもしろくて何回も吹いてしまいました。ここら辺、非常に安定していますし、人気があるのも納得です。そして、5巻はいよいよラブ要素が高まってきそうな予感がして、ますます楽しみです。今回のように日常話で笑えて、そして、時々ラブを楽しめることを期待しております。
まだ4巻ですし、是非是非読んで欲しい作品です。
『白銀の城姫』/志瑞祐 [メディアファクトリー]
今年最初のライトノベル紹介です。2010年一発目は、
『白銀の城姫』です。発売自体は昨年でしたが、ようやく読み終わることができました。今回はその感想を簡単に。
さて、作者の志瑞祐さん。『やってきたよ!ドルイドさん』でデビューされた新人さんです。『やってきたよ!ドルイドさん』は3巻まで出版されていて、私も大好きなシリーズです。ちょっと下品なところもありますが、マニアックなパロディとほんのり百合風味のストーリーがほほえましいコメディでした。
そんな作者が新シリーズに挑戦!どんなシリーズでくるのか、と思ったら、正統派のファンタジーできました。これはびっくりでした。そして、結論から言うと、かなり面白かったです。作者の力量、恐るべしです。
作品舞台は、作者あとがきによると15~17世頃の欧州諸国だそうです。ファンタジーとしては定番でしょうか。
さて、このシリーズの特徴は、タイトルに書かれた城姫(ベルクフリート)と呼ばれる存在にあります。悠久の刻を経てきた歴史ある建物に宿るとされる精霊。それが城姫。城姫の加護を得た城砦は難攻不落。千の兵を薙ぎ払い、万の軍を打ち倒すと言われる城姫。その正体は、城に宿る少女だった。そんな感じです。この、狼を擬人化させる、というように、動物を擬人化させる作品は多いですが、城を擬人化させるのは面白いなぁ、と思いました。
伝説の建築士の弟子であり、師よりその刻印を受け継いだ主人公、リンツが敵に追われて迷い込んだ森の中で、<放浪の城姫>シャトレアに出会うところから物語は始まります。
私は、スレイヤーズが盛り上がっているときに厨二病を発症していた人間ですので(今でも発症しているような気もしますがw)、異世界ファンタジーものが大好きです。で、この作品、 舞台は中世ヨーロッパですが、それをモチーフに良いファンタジー世界を構成できていると思います。
物語としては、主人公が敵にとらわれた幼なじみ、エリッセを救うために、敵の城砦に乗り込むというもの。そして、敵はエリッセを城姫として自分たちの砦に宿らせるために、リンツを捕らえようとする(城姫を城に宿らせるには、生け贄が必要で、幼なじみである主人公は特に残酷な方法で生け贄にしようとしている)。
放浪の城姫・シャトレアの手助けを得たリンツはエリッセを取り返すために必死にもがきながら、その才能を目覚めさせていく。
この巻では、城姫が3人出てきます。それが、「モン・サン・ミッシェル」「リール要塞」「ノイシュヴァンシュタイン城」と実際の城をモチーフにしているのも好印象。城姫はそれぞれ、固有兵装を保有していますが、それがそれぞれの城の特徴を生かされているのも好印象でした。
主人公も主人公で、もがきながらも目的に向かって進んでいく、というところが素敵でした。
モン・サン・ミッシェルとの戦いが意外とあっさり終わってしまったことや、リール要塞の城姫の戦いもあっさり終わってしまったりと、細かいところに目を向けると気になる点はあります。それが中盤のたるみにつながっているのも事実。
しかし、この物語で描かれる世界が非常に素晴らしく、マイナス面を補って直有り余るセールスポイントになっていると思います。
また、リンツとシャトレアのやりとりの中で時折見られるシャトレアの反応が可愛らしくて、そこも楽しめました。
読書メーターで見ると、読み終わったユーザー数が31人と若干の寂しさを感じます。が、ファンタジー好きには是非読んで貰いたい作品です。どっぷりとその世界につかりたい人には良い作品ではないでしょうか。
とにかく、続きが楽しみな作品であります。
評価:☆☆☆☆
『聖剣の刀鍛冶 #7.Unrivaled』 [メディアファクトリー]
さて、久しぶりに単品でのラノベの感想です。読んだのは、2009年9月26日。約三ヶ月前になりますwそんなのを今更紹介しようと思ったのには理由がありまして。
訪問者数、おめでとう4000ありがとう4000というわけです。強い、あまりに強すぎるよ、レ◎プwちなみに、この3巻の記事が先月のアクセス数No.1でしたw
さて、それは良いとして、7巻です。今回の表紙でのセシリーさんのコスプレは、アリアになります。手に持っているのは、ルークの刀ですね。
さて、6巻では完膚無きまでにたたきのめされたイライザ・イヴァとの再戦が待っていました。どうなったかは、本編のお楽しみに。
さて、6巻では、何とか独立交易都市に帰ってきたものの、町中に放たれた数多くの悪魔を目にし、絶望にうちひしがれたセシリー。しかし、アリアの言葉によって立ち直ります。セシリーは本当に周りに恵まれているように思いますね。
しかし、立ち直るために「殴ってくれ」って、女性とは思えないセリフですねwそして、その言葉を最後まで聞く前に、平手打ちを四発入れるアリアもwそんなところが、この作品のいいところだと思うんですけどね。
さて、この巻では、この禿ハンニバルが大活躍でした。というより、強すぎだろうwこのおっさんは殺しても死なない気すらしました。
7巻のサービスシーン。独立交易都市に入る道として、断崖の絶壁である「爪痕」を選んだ二人。しかし、「爪痕」は霊体が濃厚に漂っているため、普通に入れば霊体酔いでまともに動くことができなくなる。それを防ぐために行ったのが、アリアの服を着ること。アリアの服は霊体でできているために、霊体を防ぐことができるから、ということで、セシリーに着せることになったのですが。恥ずかしがるセシリーを無視して思いっきり脱がすアリア。男前ですw
この巻のサブタイトル「unrivaled」は「最強」という意味でつけたようですが、その名にふさわしく、各人が覚醒したように感じましたね、この巻。アニメの方で出てきたレジナルドくんもそうですね。魔剣を持つセシリーに対抗心のようなものを持っていたものの、今回は魔剣を持った状態でシーグフリードに完敗。そして、セシリーのすごさを理解し、謝意を示す姿は素直に尊敬しますね。普通、自分のPRIDEがそれを許しませんからね。
「その手で都市を守れ。それが今お前の果たすべき仕事だ」(P.138)
なんて、セシリーを認めているから言えたセリフでしょうし。
それに覚醒したのがセシリー。それまでのセシリーは、ついついルークに頼ってしまう心の弱さがあったように思いますが、レジナルドのこの言葉に覚醒。
何が「ルーク」だ、と。(P.139 本文では傍点付き)
ルークを信じ、自分の行くべき道を確かめる姿が勇ましいですね。こんなこと言ったら怒られるでしょうけども、本当に女にしておくのがもったいないw
そして、二人の再会。
このシーン、すごくかっこよかったです。敵は強大な力を持つ魔剣、イライザ・イヴァ。その宿敵を目の前に再び出会う二人。手にしていたのは、相手が得意とする獲物。それを、返す姿がまぶしいです。
この再会も、決してお互いがあきらめなかったからなんですよね。セシリーは、ルークは自分を助けると誓ってくれた。だから死ぬはずがない、とルークを信じるセシリーの気持ち。自分はセシリーを救うと約束した。だからまだ死ねないというルークの思い。お互いがお互いを思う気持ちがあったから、再会ができたんだと思います。
そして、なんと言っても
「イライザ・イヴァ。世話になったな」
セシリーは毅然として彼女たちの視線を跳ね退けた。
「私の男を返してもらう」(P.182)
というセシリーのセリフがすごく素敵でしたwルークに聞かれていますけども、それはそれでOKですよね。
そして、この巻の見所はもう一つ。イライザ・イヴァを退けたルークが向かったのは、シーグフリードのところ。引き際を察し、独立交易都市から馬車で立ち去ろうとするシーグフリードたち。そこに現れたのは、ルークでした。
「俺はお前を必ず殺す」
(中略)
「何せ---」
ルークは大きく踏み切り、跳躍。
「------俺の女に手を出したんだからな」(P.206~207)
もう、かっこよすぎでした。
独立交易都市の危機を何とか退けることができた騎士団。そのことを糧に「ワシらは最強になろう」(P.214)と決めたハンニバル。これから騎士団はさらに強くなる、そんな感じがしました。
さて、後日談でこの巻は終わりましたが、
にやにやが止まりませんでしたw
アニメはまだまだ序盤、というところで終わったのが意外でした。私はてっきり、2クール。この巻まで描ききって、俺たちの戦いはこれからだ、みたいに終わると思っていたので。4巻以降は原作に手をつけていないので、アニメも2期もできると思うのですが、どうなることか。個人的には、まだまだ続きを見たいので、2期に期待したいところです。
原作の方は、もう盛り上がりまくりで良いですね。ルークのセシリーに対する気持ち、セシリーのルークに対する気持ちが話を追うごとに強くなっているのが見て取れるのが、ファンとしてはうれしいし、楽しいところですね。物語としては、そろそろ終盤でしょうね。残りの謎として、シーグフリードが何者なのか、という問題があります。とても人間とは思えない力を見せ、「ハウスマン」という名前を持つ彼。一体、彼は何者なのか。それが分かったときに、彼がなぜ世界の滅亡を望むのか分かるような気がします。
何はともあれ、今後も楽しみなシリーズです。来月発売予定の8巻。早く読みたいですね。
『聖剣の刀鍛冶 #6.New World』/三浦勇雄 と、10月の検索ワードランキングなど。 [メディアファクトリー]
アクセスワードランキングだけでは記事にならないので、ついでに『聖剣の刀鍛冶』の感想を一緒に書こう、と言うタイアップ企画。と言うか、こうでもしないとラノベの感想のアップが進まない気がするのでw
それでは、まずは、10月の検索ワードランキングから。
上位3件は全部関連してますね。良かった、レ◎プが1位じゃなくてwアニメ化以来、聖剣の刀鍛冶の注目が高まっているような気がしますね。主にレ◎プ関係でorz 少しは話にも注目しようよ、と思ったりします。
アスラクラインも相変わらずで。最近サボって感想書いてないのが誠に申し訳ない感じです。
そして、プリンセスラバー!も相変わらずです。これは、やはりセレブパックを店頭でw絶対しませんが。
ついでに他のランキングも。アクセス記事ランキング。まぁ、ある程度予想通り。聖剣の刀鍛冶の記事への多さが目立ちます。
時間別。まあ、22時-25時が多いですね。ここら辺は予想通り。でも、昼間も結構いるんだなぁ、と言うことが分かりました。
ブラウザランキング。何故か画像の名前は、OSw間違いましたw
IEはなんだかんだで強いですね。私が使っているのは、Firefox3.5ですが、それもなかなか。Safariもそこそこかな?形態で見てくださっている人も結構いて嬉しい限りです。でも、パケ代が結構かかりそうで、申し訳なくも感じたり。
個人的には興味深い結果でした。まぁ、毎度言っていますが、「エロは強い。でもレ◎プは犯罪、ダメ。ゼッタイ!」
と言うことでした。追記では聖剣の刀鍛冶6巻の感想をお送りします。おつきあいいただける方は、追記まで余所しくお願いします。
『僕は友達が少ない』/平坂読 [メディアファクトリー]
『ラノベ部』では、愛情いっぱいにラノベをネタにした平坂読さんの新作です。ラノベ部の最終巻が7月だったのに、わずか1ヶ月で新作リリースとは。『黄昏色の詠使い』の細音啓さんも、最終巻から1ヶ月後の今月、早速新シリーズリリースですし、ノリに乗っているのか、ラノベ作家の生活の苦しさかwどっちもあるのでしょうね。平坂読さんに関しては、この新作のシリーズ化は売り上げ次第、と言うことなのですが。
と言うことで、感想は追記にて。
『聖剣の刀鍛冶 #5.Sacrifice』/三浦勇雄 [メディアファクトリー]
昨日読んだのが、イマイチ合わなかったので、鉄板で自分にフィットして面白いもの、と言うことでこれを読みました。
凄くどうでもいい話ですが、『プリンセスラバー!』をやっているせいか、自分と合うとかマッチするとかフィットするとかという言葉から、何か卑猥なイメージを感じてしまいますwアホですね、私。ピンクですw
と言うわけで、感想は追記にて。
『荒瀬ハルカ、容赦なし!』/熊谷雅人 [メディアファクトリー]
今期、一番楽しみにしているアニメが『クロスゲーム』ではないか、と言う気がしてきました私です。さて、相変わらず、積んだラノベとHDDにたまった未視聴アニメの消化に努めているところです。アニメは再生速度を上げることができますけども、ラノベはそうもいかないので、なかなかもどかしいですね。斜め読みもできなくはないのですが、圧倒的に落とす情報量が多くなるので、なかなか難しいところです。と言うか、今日『きつねのはなし』を普段の1.5倍くらいの速さで読んだ結果、全く展開が分からず読み終わる、と言うことをやらかしてしまいました。と言うか、もりみーがあんな普通の小説を書くとは思わなかった。騙されたw
閑話休題。と言うことで、今日はこちらです。
熊谷雅人氏の新作、『荒瀬ハルカ、容赦なし!』です。仮タイトルが『化物部』でしたが、『化物語』もあることだし、変えて正解かな?まぁ、いたって普通の、悪い言い方すると普通のタイトルになってしまったのが残念ですが。
と言うことで、感想は追記です。あ、ちなみに断っておきますが、これは全然エロクありませんよwエロイのは次の次くらいです。
『ラノベ部 3』/平坂読 [メディアファクトリー]
さて、ラノベ部と称する部活動で、高校生がわいわいがやがやだべっている『ラノベ部』です。なんか、表紙の感じからしてそうなかぁ、と思ったのですが、これで最終巻のようです。帯とかに書いてなくて、あとがきにしか書いていないけどw
おもしろかったのですが、大絶賛というわけではありませんね。
それでは、以下追記です。
なんか、基本的にワンパターンになってきたなぁ 『聖剣の刀鍛冶 4 Hero』/三浦勇雄 [メディアファクトリー]
日曜日、やらなくてはいけないことを若干無視して読みました。いやー、面白かった。どうして、やらなきゃいけないことをほっといて読む漫画やラノベは面白いのでしょうか。あ、もちろん、やらなきゃいけないこともやりましたよ。ちゃんと。
とは言え、基本パターンが決まってきている感じがして、そこはちょっと物足りないモノを感じます。
そこら辺は、追記でお願いします。
正直、読むのが辛かった…… 『聖剣の刀鍛冶 3 Fool』/三浦勇雄 [メディアファクトリー]
すっかりはまってもう3巻。ようやく読み終えることができました。
いや、なんかですね。第6話、第7話は短いし、楽しく読むことができたのですが……。第8話が本当に辛かった。胸が痛いというか、悲しいというか。作者も血を吐きながらこの場面を書いたらしいですが、書かなくても良かろうに、と思ってしまうのは、私がセシリーを好きだからでしょうか?
以下追記です。多少ネタバレです。